ラジオCM制作の依頼のしかた|オリエンシートに書く項目と見積もりで確認すること

「ラジオCMの制作を頼みたいけれど、何を伝えればいいの?」

「まだ決まっていないことが多くても、相談できる?」

結論から申し上げると、ラジオCMの制作を依頼するときは「だれに、何を伝えて、聞いたあと何をしてほしいか」と「どの局で、いつ、何秒で流すか」の2つを伝えると、提案と見積もりがぐっと具体的になります。すべてが決まっていなくても相談はできます。決まっていることと、決まっていないことを分けて伝えるのがコツです。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、ラジオCMの制作を依頼する前に整理したいこと、オリエンシート(依頼内容をまとめた資料)の項目、見積もりで確認したいこと、よくあるすれ違いと防ぎ方をまとめます。

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依頼の前に整理したい2つのこと

1. 中身:だれに、何を、どうしてほしいか。ラジオCMは、映像のない短い広告です。20秒のCMで伝えられることは多くありません。いちばん伝えたいことを1つに決めておくと、台本の方向性が定まります。

2. 流し方:どの局で、いつ、何秒で流すか。CMの秒数は、放送枠に合わせて決めます。スポットCMは20秒が多く、番組の提供では40秒や60秒のCMもあります。radikoやポッドキャストの音声広告でも使うなら、それぞれの規定に合わせた素材も必要です。

流し方がまだ決まっていない場合は、放送枠の手配もあわせてご相談いただけます。料金の目安はラジオCMの料金、秒数の選び方はラジオCMの秒数は20秒か40秒かをご覧ください。

オリエンシートの項目

オリエンシートは、制作会社に依頼の内容を伝えるための資料です。決まった形式はありませんが、次の項目があると、提案がずれにくくなります。

項目書くこと例
目的CMで達成したいこと新店舗の名前を地域に知ってもらう。来店を増やす。採用の応募を増やす
届けたい人年代、性別、地域、どんな暮らしの人か車で通勤する30〜50代。〇〇市周辺の子育て世帯
伝えたいこといちばん伝えたいこと1つと、その理由「駅前に移転して、駐車場が広くなった」
聞いたあとの行動してほしいことを1つ「〇〇で検索」「店舗に来てほしい」「電話で予約」
商品・会社の情報強み、価格、キャンペーンの内容、よく言われる評判資料やWebサイトのURL
使いたい言葉・使えない言葉社内の決まり、表記、ブランドのルール正式な社名の読み方、使わない言い回し
声と音のイメージ明るい、落ち着いた、親しみやすいなど。社長や社員の出演の希望参考にしたいラジオCMやテレビCM
流す場所と時期放送局、時間帯、期間、秒数、本数。radikoなどでも使うか〇月〇日から4週間、県域のFM局で20秒
予算と納期制作費の目安、放送開始日放送開始日から逆算した納品日
確認する人台本と仕上がりを確認する人、最終的に決める人担当者、部長、社長

すべてを埋める必要はありません。「未定」「相談したい」と書いておけば、ヒアリングの中で一緒に決めていきます。

伝えておくと台本がよくなる情報

・お客様が使う言葉:お客様がよく口にする言葉や、問い合わせで多い質問は、台本のヒントになります。

・ほかと違うところ:同じ業種のほかの会社やお店と比べて、選ばれている理由を教えてください。ただし、他社を悪く言う表現はCMには使いません。

・根拠のある数字:「創業〇年」「〇店舗」など、根拠のある数字は、信頼につながります。「No.1」などの表示は、調査の出典や条件の確認が必要です。

・過去の広告と反響:これまでのチラシや広告で、反響がよかった言葉や悪かった言葉があれば共有してください。

見積もりで確認したいこと

確認すること理由
何本・何秒が含まれているか20秒と40秒の両方を作るか、内容違いを何本作るかで作業が変わる
台本の案の数と修正の回数何案から選べるか、何回まで直せるかを確認する
ナレーターの種類と人数プロのナレーター、声優、タレント、社員、AIナレーションのどれか
音楽の種類オリジナル曲、権利処理ずみの音源、既存曲のどれか。既存曲は別に使用料がかかる
使用媒体と期間ラジオ放送だけか、radikoやWebでも使うか。いつまで使うか
納品先の数放送局の数、radiko用の版が必要か
考査への対応放送局の考査で修正が出た場合の対応が含まれているか

フリーザロックエージェントのラジオCM制作は1本15万円から(税別)です。タレントの起用や既存曲の使用には、別に出演料・使用料がかかります。放送枠の料金は含みません。費用の内訳はラジオCM制作の費用と流れをご覧ください。

よくあるすれ違いと防ぎ方

伝えたいことが多すぎる。「あれもこれも」と伝えたいことを並べると、20秒に入りきらず、何も残らないCMになります。優先順位をつけて、1つにしぼります。

確認する人があとから増える。台本ができてから、別の部署や役員の意見で方向性が変わると、やり直しになります。最初のヒアリングの段階で、確認する人を決めておきます。

放送開始日から逆算していない。ラジオCMは、放送の前に考査と搬入の締切があります。台本、声と音楽の選定、収録、確認、考査、納品の時間を逆算して、余裕をもって依頼します。全体の手順はラジオCMの作り方5ステップでまとめています。

使う媒体を後から増やす。放送のあとでWebでも使いたくなった場合、ナレーターや音楽の追加の許諾が必要になることがあります。使う可能性のある媒体は、最初に伝えておきます。

依頼から放送までの流れ

ステップ内容
1. お問い合わせ商品・サービス、秒数、放送の予定などをお知らせいただく
2. ヒアリング伝えたいこと、届けたい人、放送する局や時間帯、ご予算をうかがう
3. 台本のご提案台本を複数案ご提案し、内容を決める。お見積もりもお出しする
4. 声・音楽の選定ナレーター・声優の候補と、音楽の案をご提案し、決定する
5. 収録・編集スタジオで収録し、音楽・効果音と合わせて編集する。仕上がりを確認していただく
6. 考査・納品放送局の考査を経て、搬入基準に合わせたファイルを納品する

よくある疑問

Q. 放送局や放送枠がまだ決まっていなくても、制作を相談できますか?

できます。ご予算と届けたい人、エリアをうかがって、放送枠の手配とあわせてご提案します。枠が決まると秒数が決まるため、制作と並行して進めるのが効率的です。

Q. 制作だけを依頼することはできますか?

はい。放送枠をほかの会社で手配している場合も、搬入基準に合わせて納品します。その場合は、枠を持っている会社と、考査や納品の締切を共有してください。

Q. 台本の案は何案くらい出してもらえますか?

複数案をご提案し、その中から選んでいただきます。案の数や修正の回数は、お見積もりのときに確認します。

Q. 依頼から放送まで、どれくらいかかりますか?

声の手配や音楽の内容、考査と搬入の締切によって変わります。放送開始日が決まっている場合は、早めにご相談ください。

まとめ:中身と流し方を分けて伝える

・依頼の前に「だれに・何を・どうしてほしいか」と「どの局で・いつ・何秒で流すか」を整理する

・オリエンシートには、目的、届けたい人、伝えたいこと、行動、声のイメージ、流す場所、予算と納期、確認する人を書く

・見積もりでは、本数と秒数、台本の案と修正回数、声と音楽の種類、使用媒体、納品先、考査への対応を確認する

・決まっていないことは「未定」と書けばよい。ヒアリングで一緒に決める

台本の考え方はラジオCMの台本の書き方、放送枠の手配はラジオCM(放送枠)のサービスページをご覧ください。

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