ラジオCMの表現スタイル5種類|ナレーション・会話・ドラマ・歌・生CMの選び方

「ラジオCMには、どんな表現のスタイルがあるの?」

「ナレーションだけのCMと、会話やドラマのCMは、どう使い分ければいいの?」

結論から申し上げると、ラジオCMの表現スタイルは、大きく「ナレーション型」「会話型」「ドラマ型」「歌・ジングル型」「生CM型」の5つに分けられます。情報を正確に伝えたいならナレーション型、楽しく聞いてもらいたいなら会話型、気持ちを動かしたいならドラマ型、名前を覚えてもらいたいなら歌・ジングル型、番組のパーソナリティの信頼を借りたいなら生CM型が向いています。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、ラジオCMの5つの表現スタイルの特徴と向いている目的、選び方、費用が変わるポイントをまとめます。

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ラジオCMの5つの表現スタイル

スタイルどんなものか向いている目的
ナレーション型ナレーター1人が、BGMにのせて内容を伝えるお知らせ、キャンペーン、営業時間や場所など情報を正確に伝える
会話型2人以上の会話で、商品やサービスを紹介する使う場面を想像してもらう、楽しく聞いてもらう
ドラマ型短い物語の中で、登場人物の気持ちの変化を描くブランドのイメージづくり、共感を得たい商品
歌・ジングル型社名や商品名を歌やメロディにのせる名前を覚えてもらう、地域で長く親しまれる
生CM型番組の中でパーソナリティが原稿を読んだり、紹介したりする番組とリスナーの信頼関係を生かす、情報を多めに伝える

ナレーション型

もっとも基本的なスタイルです。ナレーターが、BGMや効果音とともに、商品名と伝えたいことをはっきり伝えます。

・よいところ:情報を正確に、短い時間で伝えられます。制作の手間が比較的少なく、内容の差し替えもしやすいスタイルです。

・注意点:ほかのCMと似た印象になりやすいため、声の選び方や、最初の一言の工夫で、耳を向けてもらう必要があります。

・工夫の例:聞く人への問いかけで始める。サウンドロゴで終わる。社長や社員の声を一言だけ入れる。

会話型

店員とお客様、家族、友人どうしなど、2人以上の会話で進めます。

・よいところ:ふだんの会話のように聞こえるため、広告らしさがやわらぎます。疑問と答えの形にすると、サービスの説明も自然にできます。

・注意点:声が似ていると、だれが話しているかわからなくなります。年代や性別、声の高さの違う出演者を選びます。セリフが多くなりがちなので、秒数に収まるかを確かめます。

・工夫の例:「えっ、そうなの?」という驚きで始め、答えの中で商品名を伝える。

ドラマ型

短い物語の中で、登場人物の悩みや気持ちの変化を描きます。効果音で場面を伝え、聞く人に情景を想像してもらいます。

・よいところ:気持ちを動かし、印象に残りやすいスタイルです。シリーズにすると、続きを楽しみにしてもらえることもあります。

・注意点:物語の説明に時間を使うため、20秒では短すぎることがあります。40秒や60秒の枠で使うことが多いスタイルです。物語だけが印象に残り、商品名が残らないこともあるため、最後に必ず名前を伝えます。

・工夫の例:ドアの音、雨の音、駅のアナウンスなど、場面がすぐにわかる効果音を最初に入れる。

歌・ジングル型

社名や商品名を、短い歌やメロディにのせます。CMの最後に入れる短いもの(サウンドロゴ)から、CM全体を歌にするものまであります。

・よいところ:くり返し聞くうちに、名前が自然に覚えられます。地域で長く流すと、その会社の「音」として定着することもあります。

・注意点:作曲と歌の収録の費用がかかります。既存の曲の替え歌などを使う場合は、権利者の許諾が必要です。

・工夫の例:ラジオだけでなく、テレビCM、店頭、動画でも同じメロディを使い、どこで聞いても同じ会社だとわかるようにする。

サウンドロゴの考え方と音楽の権利はラジオCMの音楽・ナレーターの選び方で解説しています。

生CM型

番組のパーソナリティ(司会者)が、番組の中でCMの原稿を読んだり、商品を紹介したりします。60秒や120秒などの長めの枠で、パーソナリティが原稿を読む形式は「長尺生CM」とも呼ばれます。

・よいところ:リスナーが親しんでいるパーソナリティの言葉で伝わるため、信頼感が出やすくなります。原稿を用意すればよく、収録した音源の制作が不要な場合もあります。

・注意点:読み方や話し方はパーソナリティにまかせる部分が大きく、細かい表現まではコントロールできません。番組や時間帯によって、受けられる枠が限られます。

長尺生CMの秒数や使い方はラジオCMの秒数は20秒か40秒かでも紹介しています。

スタイルの選び方

こんなときはおすすめのスタイル
セールや開店など、日付や場所を正確に伝えたいナレーション型
サービスの使い方や、使う場面を想像してほしい会話型
会社や商品の思いを伝え、共感してほしいドラマ型(40秒以上が向く)
まだ名前が知られていない。地域で覚えてもらいたい歌・ジングル型、またはナレーション型+サウンドロゴ
特定の番組のリスナーに、しっかり紹介したい生CM型
制作費を抑えて、まず試したいナレーション型、生CM型

スタイルを選ぶときは、流す秒数とあわせて考えます。20秒のスポットCMなら、ナレーション型や短い会話型が中心です。40秒や60秒の枠があれば、ドラマ型や長めの会話型も選べます。どのスタイルでも、名前と用件をくり返し伝える基本は同じです。台本の基本はラジオCMの台本の書き方をご覧ください。

スタイルを組み合わせる・シリーズにする

スタイルは、1つだけを選ぶ必要はありません。組み合わせたり、シリーズにしたりすると、表現の幅が広がります。

・会話型+ナレーション:前半は会話で場面を見せ、後半はナレーターが商品名とお知らせを正確に伝えます。会話の楽しさと、情報の正確さを両立できます。

・どのスタイルにも同じサウンドロゴ:最後に毎回同じサウンドロゴを入れると、スタイルが違っても、同じ会社のCMだとわかります。

・同じ登場人物でシリーズにする:ドラマ型や会話型で、同じ登場人物が毎回ちがう場面に出てくるようにすると、聞く人が続きを楽しみにしてくれることがあります。

・内容違いを交互に流す:同じCMばかりだと、聞く人が慣れてしまうことがあります。同じスタイルで内容を変えた数本を用意し、交互に流す方法もあります。

費用が変わるポイント

ポイント理由
声の人数会話型やドラマ型は、出演者の数だけ出演料と収録の時間がかかる
効果音の量ドラマ型は場面を音で作るため、効果音の選定と編集の作業が増える
作曲と歌歌・ジングル型は、作曲、編曲、歌い手の収録が加わる
パターンの数シリーズで複数本を作ると、台本と収録の本数が増える。まとめて作ると効率がよい

フリーザロックエージェントのラジオCM制作は1本15万円から(税別)です。秒数、本数、起用するナレーター・声優、音楽の種類によってお見積もりします。費用の内訳はラジオCM制作の費用と流れをご覧ください。

表現で気をつけること

どのスタイルでも、放送の前に放送局の考査(内容の審査)を受けます。会話型やドラマ型では、登場人物のセリフの中の言葉も確認の対象です。効果を言い切る表現や、根拠のない「No.1」などは、セリフであっても修正を求められることがあります。くわしくはラジオCMの考査とはをご覧ください。

まとめ:伝えたいことと秒数でスタイルを選ぶ

・ラジオCMの表現スタイルは、ナレーション型、会話型、ドラマ型、歌・ジングル型、生CM型の5つ

・正確に伝えるならナレーション型、場面を想像させるなら会話型、気持ちを動かすならドラマ型

・名前を覚えてもらうなら歌・ジングル型、番組の信頼を借りるなら生CM型

・20秒ならナレーション型や短い会話型、40秒以上ならドラマ型も選べる

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