ラジオの聴取者層を年代・時間帯・場所で解説|公的データで見るラジオCMの届け方

「ラジオって、いまどんな人が聴いているの?」

「うちのお客様の年代に、ラジオCMは届くの?」

結論から申し上げると、ラジオは「50代以上の人に、朝から夕方まで、長い時間聴かれている」メディアです。総務省の調査では、平日にラジオを聴いた人の割合は60代・70代で約1割と、若い世代より高くなっています。一方で、首都圏では12〜69才の半数以上が1週間のうちにラジオを聴いているという調査もあり、聴く人は1日あたりの時間が長いのが特徴です。届けたい人の年代と、聴かれている時間帯・場所を合わせて考えることが大切です。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、公的な調査や調査会社のデータをもとに、ラジオの聴取者層(年代・時間帯・場所)と、ラジオCMの届け方の考え方をまとめます。

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年代別:だれがラジオを聴いているか

総務省の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表)は、全国の13〜79歳の1,800人に、2025年12月の平日2日と休日1日の行動を記入してもらった調査です。平日1日あたりのラジオの数字は、次のとおりでした。

年代ラジオを聴いた人の割合(行為者率)聴いた人の平均聴取時間
全年代6.0%191.1分
10代0.7%7.5分
20代1.1%53.0分
30代1.9%155.0分
40代5.5%130.2分
50代6.2%222.7分
60代10.9%238.2分
70代10.8%179.2分

※総務省 情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」表1-1-1-2(平日)より。

この表から、2つのことがわかります。

・50代以上で聴く人が多い:60代・70代では、平日に約1割の人がラジオを聴いています。男女別では、60代男性の行為者率が14.1%と特に高くなっています。

・聴く人は長い時間聴いている:ラジオを聴いた人の平均聴取時間は、全年代で約3時間(191.1分)でした。50代・60代では3時間半を超えています。仕事や運転をしながら、つけたままにして聴く人が多いことがうかがえます。

1週間で見ると、半数以上が聴いている

1日だけで見ると、ラジオを聴く人の割合は小さく見えます。しかし、期間を1週間に広げると、数字は大きく変わります。

ビデオリサーチの解説記事(2024年2月)によると、2023年8月度の首都圏の調査で、1週間のうちにラジオを聴いた人は12〜69才の52.0%でした。リスナー1人あたりの聴取時間は、1週間で11時間12分(1日あたり1時間36分程度)です。

総務省の調査は「調査日1日に聴いたか」、ビデオリサーチの数字は「1週間のうちに1回でも聴いたか」を見ています。調査の方法も違うため、単純には比べられませんが、「毎日聴くわけではないが、1週間のうちには多くの人が聴いている」と考えると、ラジオの姿がつかみやすくなります。

時間帯別:いつ聴かれているか

総務省の同じ調査で、平日の時間帯ごとにラジオを聴いた人の割合を見ると、朝の7時台・8時台(各1.8%)がもっとも高く、日中も1%台が続きます。テレビのリアルタイム視聴が19〜21時台に大きな山をつくるのに対し、ラジオは夜になると下がり、19時台以降は0.4〜0.6%になります。

平日の時間帯ラジオテレビ(リアルタイム)
7時台1.8%32.3%
8時台1.8%20.1%
10時台1.5%5.6%
12時台1.2%12.1%
16時台1.6%7.3%
20時台0.4%36.3%

※総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」表1-1-2-1(平日・全年代の時間帯別行為者率)より一部を抜粋。

ビデオリサーチの解説記事でも、首都圏の50〜69才は朝7時台をピークに、午前中から夕方にかけて多く聴かれていること、10代は8〜15時台の日中の聴取が少なく、夕方以降に増えることが紹介されています。

つまり、ラジオは「テレビが見られにくい日中」に強いメディアです。午前10時台では、テレビのリアルタイム視聴の割合が5.6%まで下がるのに対し、ラジオは1.5%を保っています。

場所別:どこで聴かれているか

総務省が三菱総合研究所に委託して実施したアンケート(2019年公表の速報版)では、AMラジオ番組について、場面ごとに聴いているかをたずねています(Webアンケート、3,100人)。

場面AMラジオ番組を聴く人の割合
自分で自動車を運転しているとき33.5%
自分以外の人が運転する自動車に乗っているとき(タクシーを含む)25.4%
自宅にいるとき24.8%
外出先や移動中の待ち時間・空き時間9.9%
職場(オフィス・店舗など)5.9%

※総務省「ラジオ受信機・聴取状況に関するアンケート調査結果(速報版)」(2019年)より。AMラジオ番組についての回答です。少し古いデータです。

自分で運転しているときに聴く人がもっとも多く、車の中がラジオの大切な聴取の場であることがわかります。ビデオリサーチの解説記事でも、中京圏は「車の中」での聴取が、首都圏・関西圏に比べて高いと紹介されています。

AM局とFM局、radikoの違い

ラジオ局には、AM局、FM局、県域局などがあり、局や番組によって聴いている人の年代や好みが違います。また、ラジオはインターネットの「radiko(ラジコ)」でも聴かれています。radikoの音声広告は、年齢や性別などで届ける人をしぼれるのが特徴です。違いはradiko広告とラジオCMの違いで詳しく比べています。

聴取者層から考えるラジオCMの届け方

1. 50代以上や、日中に家や車にいる人に届けたい。ラジオがもっとも得意とする層です。朝から夕方の時間帯を中心に、スポットCMを積み重ねます。

2. 車で移動する人に届けたい。通勤や仕事で運転する人には、朝と夕方の時間帯が向いています。自動車関連、住まい、店舗の来店などのお知らせと相性がよい層です。

3. 若い世代にも届けたい。地上波のラジオだけでは届きにくい場合があります。若い世代に人気の番組を選ぶか、radikoの音声広告やほかのメディアと組み合わせます。

4. 局と番組で選ぶ。同じエリアでも、局や番組によって聴いている人が違います。局ごとの料金の目安はラジオCMの料金で紹介しています。

フリーザロックエージェントでは、届けたい人がラジオの聴取者層と合わない場合は、その旨をお伝えし、ほかの媒体もあわせてご提案します。

よくある疑問

Q. 「1日に聴いた人6.0%」は少なくないですか?

1日だけで見ると小さく見えますが、聴いた人の聴取時間は長く、1週間に広げると首都圏では半数以上が聴いています(ビデオリサーチ、2023年8月度)。ラジオCMは、くり返し流して積み重ねる使い方が基本です。また、首都圏のように人口が多い地域では、小さな割合でも人数は大きくなります。

Q. 若い人向けの商品には向いていませんか?

地上波のラジオだけでは届きにくい場合があります。若い世代に人気の番組を選ぶ、radikoの音声広告を組み合わせる、ほかの媒体と組み合わせる、といった方法を検討します。ターゲットが合わない場合は、正直にお伝えします。

Q. 地方でも、同じような聴かれ方をしていますか?

地域によって、車での移動の多さや、局ごとの人気は違います。ビデオリサーチの解説記事でも、中京圏は車の中での聴取が首都圏・関西圏より高いと紹介されています。地域の事情に合わせて、局と時間帯を選びます。

まとめ:ラジオは「50代以上・日中・車の中」に強い

・平日にラジオを聴いた人の割合は60代・70代で約1割。聴いた人の平均聴取時間は約3時間(総務省、2026年6月公表)

・首都圏では12〜69才の52.0%が1週間のうちにラジオを聴き、リスナーの聴取時間は週11時間12分(ビデオリサーチ、2023年8月度)

・朝7〜8時台がピークで、テレビが見られにくい日中にも聴かれている

・AMラジオ番組は、自分で運転しているときに聴く人が多い

秒数の選び方はラジオCMの秒数は20秒か40秒か、全国ネットの番組の例はTBSラジオ「ONE-J」協賛スポンサー募集をご覧ください。

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