ラジオCM制作の費用と流れ|台本・ナレーター・音楽・納品までの内訳

「ラジオCMを作りたいけれど、いくらかかるの?」

「台本や声の収録は、どこまでお願いできるの?」

結論から申し上げると、ラジオCMの制作費は「秒数と本数×声(ナレーター・タレント)×音楽×納品先の数」で変わります。フリーザロックエージェントの制作費は、1本15万円から(税別)です。タレントの起用料、既存曲の使用料、放送枠の料金は別にかかります。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、ラジオCM制作の費用の内訳、費用が変わる要素、台本から納品までの流れをまとめます。

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ラジオCM制作とは

ラジオCM制作は、放送で流す音声のCM素材を作る仕事です。台本を書き、ナレーターや声優の声を収録し、BGMや効果音を重ねて、1本の音声ファイルに仕上げます。

CMの長さ(秒数)は、放送枠に合わせて決めます。番組と番組のあいだなどに流れる「スポットCM」は、20秒が多く使われます。局の資料では、ラジオNIKKEIがスポット20秒・30秒・60秒を案内しています。局の料金表では、20秒・30秒・40秒・60秒などの秒数が並んでいます。

ラジオCM制作の費用の内訳

制作費は、おもに次の作業でできています。

項目内容
台本制作伝えたいことを、耳で聞いてわかる言葉にまとめる
ナレーター・声優の手配商品やターゲットに合う声を選び、出演をお願いする
収録スタジオで声を録音する。読み方や間(ま)を調整する
BGM・効果音・ジングル雰囲気をつくる音楽や、場面をあらわす音を選ぶ・作る
編集・音量調整声と音楽を重ね、秒数ぴったりに整える。放送の基準に合わせて音量をそろえる
考査対応・納品放送局の確認(考査)に対応し、決められた形式でファイルを届ける

このほかに、次の費用が別にかかります。

・タレントの起用料:有名なタレントや俳優に出演してもらう場合の費用です。

・既存曲の使用料:市販されている曲を使う場合の費用です。広告で使う場合、JASRACでは使用料を作者や音楽出版社が指定する金額(指し値)としています。

・放送枠の料金:CMを流すための、ラジオ局の枠の料金です。くわしくはラジオCMの放送枠のページをご覧ください。

費用が変わる要素

要素費用が変わる理由
秒数と本数長いCMや、内容を変えた複数のパターンを作ると、台本と編集の作業が増える
声の人数ナレーター1人で読むか、会話形式で複数の声を使うかで、手配と収録が変わる
タレントの起用起用料が別にかかる。使える期間や媒体の取り決めも必要になる
音楽の種類オリジナル曲を作るか、権利処理ずみの素材を使うか、既存曲を使うかで変わる
サウンドロゴ・ジングル社名や商品名を短い音のフレーズにする場合、作曲と収録が加わる
納品先の数ラジオ放送と、radikoやポッドキャストの音声広告では、音量の基準などが違う。それぞれに合わせた素材が必要になる
使う範囲と期間放送だけか、WEBでも流すかで、声や音楽の権利の取り決めが変わる

声の出演者には、録音や放送などについての権利(著作隣接権)があります。文化庁は、ナレーターや声優などの「実演家」に、録音権・放送権・送信可能化権などがあると説明しています。そのため、どこで・いつまで使うかを、はじめに決めておくことが大切です。

台本から納品までの流れ

ステップ内容
1. ヒアリング目的、届けたい人、伝えたいこと、秒数、放送する局と時期を確認する
2. 台本制作台本を作り、内容と表現を確認していただく
3. 声と音楽の選定ナレーター・声優、BGM、効果音を決める
4. 収録スタジオで声を録音する。読み方や間を整える
5. 編集・音量調整声と音を重ね、秒数と音量を整える
6. 確認・修正仕上がりを聞いていただき、必要に応じて直す
7. 考査・納品放送局の考査に対応し、決められた形式で納品する

「考査」とは、放送局が放送基準にもとづいて、CMの表現を確認することです(公正取引委員会の相談事例 令和6年度)。表現によっては修正を求められることがあるため、台本の段階から注意して作ります。

納品のときの決まり

ラジオCMの素材は、決められた形式で放送局に届けます。民放連と日本広告業協会の「ラジオCM素材搬入基準【2023年11月改訂版】」(2024年11月1日適用)では、次のように定めています。

項目ラジオ放送(ラジオCM素材搬入基準)radiko audio Ad(radiko媒体資料2024年版)
秒数放送枠に合わせる15・20・30・40・60秒
ファイルBWF-J(リニアPCM)48kHz/16bit/2ch.wav または .mp3 48kHz/16bit/2ch
音量(平均ラウドネス)-24.0LKFS±1.0dB-14.0LKFS±1dB
その他トゥルーピーク -1.0dBTP。前後に0.1秒以上0.5秒以下の無音審査ずみの素材を、掲載の7営業日前までに入稿
届け方オンライン送稿システム「Radi Pos」で搬入radikoの案内にしたがって入稿

「ラウドネス」とは、人の耳で感じる音の大きさをあらわす数値です。放送とradikoでは基準が違うため、同じCMでも、それぞれに合わせて音量を調整した素材を用意します。radikoやポッドキャストの音声広告はデジタル音声広告のページでご紹介しています。

ラジオ広告の市場

電通「2025年 日本の広告費」(2026年3月)によると、ラジオ広告費は1,153億円(前年比99.2%)でした。ラジオデジタルは38億円(同111.8%)で、ポッドキャストなど音声メディアでのデジタル展開が注目され、二桁成長となっています。放送とデジタルの両方を見すえて素材を作っておくと、使える場面が広がります。

まとめ:費用は「秒数・声・音楽・納品先」で変わる

・フリーザロックエージェントのラジオCM制作費は、1本15万円から(税別)

・タレントの起用料、既存曲の使用料、放送枠の料金は別にかかる

・秒数と本数、声の人数、音楽の種類、納品先の数で費用が変わる

・放送とradikoでは音量の基準が違うため、それぞれに合わせた素材を用意する

台本の作り方はラジオCMの台本の書き方、音楽と声の選び方はラジオCMの音楽・ナレーターの選び方をご覧ください。

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