社長・社員の声でつくるラジオCM|自社出演のメリットと構成パターン、収録のコツ

「社長や社員の声で、ラジオCMを作れるの?」

「プロのナレーターではないけれど、ちゃんと伝わるCMになる?」

結論から申し上げると、社長や社員の声でラジオCMを作ることはできます。プロの読みのうまさとは別に、「その会社の人が、自分の言葉で話している」という本物らしさと親しみが伝わるのが強みです。地域の企業やお店、採用のCMとは特に相性がよい作り方です。うまく仕上げるコツは、台本を「読む文章」ではなく「話す言葉」で書くことと、プロのナレーターや音楽と役割を分けることです。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、自社の人が出演するラジオCMのよさと注意点、構成のパターン、収録のコツ、決めておきたい取り決めをまとめます。

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社長・社員が出演するよさ

・本物らしさが伝わる:その会社で働く人の声には、プロの読みとは違う説得力があります。「この人がやっている会社なら」と感じてもらえることがあります。

・顔の見える会社になる:地域で何度も流れると、「ラジオでよく聞く社長さんの会社」として覚えてもらえることがあります。

・出演料がかからない:ナレーターの出演料や、使用期間の更新費がかかりません。

・採用にもつながる:社員が仕事のやりがいを話すCMは、会社の雰囲気を伝え、求職者が応募するきっかけにもなります。

注意したいこと

・聞き取りやすさ:話し慣れていない人は、早口になったり、語尾が小さくなったりしがちです。収録のときに、プロの立場からアドバイスします。

・退職や異動への備え:出演した社員が退職した場合に、CMをいつまで使うかを、あらかじめ決めておきます。

・本人の同意:社員に出演してもらう場合は、使う媒体と期間を書面で伝え、同意をもらいます。

・表現の確認:自社の人が話す言葉でも、放送局の考査(内容の審査)を受けます。「地域で一番」「絶対に損はさせません」などの言い切りは、根拠や言い方を確認します。考査の考え方はラジオCMの考査とはをご覧ください。

構成のパターン

パターン内容向いている目的
社長のあいさつ型社長が名前を名乗り、会社の思いやお知らせを話す地域の企業の認知、周年や新しい店舗のお知らせ
プロ+社長の組み合わせ型プロのナレーターが内容を伝え、最後に社長が一言そえる情報を正確に伝えつつ、親しみも出したいCM
社員のインタビュー型社員が仕事の内容ややりがいを話す採用、会社の雰囲気を伝えるCM
かけ合い型社員どうし、またはナレーターと社長が会話するサービスの説明を、楽しく聞いてもらいたいCM
シリーズ型毎回ちがう社員が登場し、同じ形で話す長く流して、会社の「顔」を増やしたいCM

話し慣れていない方が多い場合は、「プロ+社長の組み合わせ型」がおすすめです。会社名や電話番号など、正確に伝えたい部分はプロのナレーターが読み、社長は短い一言に集中できます。

台本は「話す言葉」で書く

自社の人が出演するCMでは、台本の書き方が仕上がりを大きく左右します。

・本人の言葉を使う:事前にインタビューをして、その人がふだん使う言い回しを台本に入れます。書き言葉のままだと、読んでいる感じが強く出ます。

・1文を短くする:息つぎがしやすく、聞き取りやすくなります。

・言いにくい言葉を避ける:本人が言いにくい言葉は、言いかえます。収録の前に、声に出して読んでもらって確認します。

・セリフは短めに:話し慣れていない方は、プロより読む速さがゆっくりになりがちです。20秒のCMなら、社長のパートは一言か二言にしぼります。

台本づくりの基本はラジオCMの台本の書き方でまとめています。

台本の例(20秒・プロ+社長の組み合わせ型)

地域のリフォーム会社を例にした、20秒の台本のイメージです。社名や内容は架空のものです。

話す人セリフねらい
ナレーター「お風呂やキッチン、そろそろ気になっていませんか。」つかみ。聞く人に自分のことだと思ってもらう
ナレーター「〇〇市のリフォームなら、△△工務店。今月は無料の相談会を開いています。」名前と用件を伝える
社長「△△工務店の□□です。ご近所の家だから、ていねいにやります。」本人の声で、思いと親しみを伝える
ナレーター「△△工務店で検索。」行動の案内と、名前のくり返し

社長のセリフは一言にしぼり、言い慣れた言葉にしています。収録の前に本人に読んでもらい、言いにくければ、その場で言い回しを変えます。

収録のコツ

タイミングやること
収録の数日前台本を渡し、声に出して何度か読んでもらう。読みにくい部分があれば直す
収録の前スタジオで少し話をして、緊張をほぐす。のどの調子を整える
収録中何回か録って、よいものを選ぶ。「もう少しゆっくり」「笑顔で話すつもりで」などの声かけをする
うまくいかないとき文を分けて録る。言い回しをその場で本人の言葉に変える

笑顔で話すと、声も明るく聞こえます。原稿を読むのではなく、目の前の一人に話しかけるつもりで話すのがコツです。収録はスタジオで行い、話し方のアドバイスをしながら進めます。収録当日の流れは、制作の流れとあわせてラジオCM制作の費用と流れでもご案内しています。

社員のインタビュー型で採用CMを作るとき

採用を目的にしたCMでは、社員のインタビューの声を使う方法があります。台本を読んでもらうのではなく、先にインタビューをして、その中から使える言葉を選びます。

・質問を用意する:「入社のきっかけは?」「仕事でうれしかったことは?」など、答えやすい質問を用意します。

・短い言葉を選ぶ:長い話の中から、5秒前後で言い切れる言葉を選び、ナレーションでつなぎます。

・複数の社員で作る:職種や年代の違う社員の声を集めると、シリーズとして何本も作れます。

・求人の表示ルールに沿う:給与や働き方を伝える場合は、実際の条件と合っているかを確認します。

決めておきたい取り決め

・使う媒体:ラジオ放送のほか、radikoやポッドキャストの音声広告、自社のWebサイトやSNSでも使うか。

・使う期間:いつまで使うか。退職や異動があった場合の扱い。

・声の使い方:収録した声を、別のCMや動画に使ってよいか。

・社内の承認:出演する本人のほか、だれが台本と仕上がりを確認するか。

音楽とサウンドロゴで「会社の音」をつくる

自社の人の声で出演するCMは、毎回同じBGMやサウンドロゴ(社名を短いメロディにしたもの)と組み合わせると、さらに覚えてもらいやすくなります。声と音楽の選び方はラジオCMの音楽・ナレーターの選び方をご覧ください。

よくある疑問

Q. 話すのが苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。話す部分を短くしたり、プロのナレーターと分担したりして、無理のない構成にします。収録では何度でも録り直せます。

Q. 地方に住んでいて、東京のスタジオに行けません。

収録の場所や方法は、ご相談ください。放送局の基準に合った音質で録れる方法をご提案します。

Q. 費用はプロのナレーターより安くなりますか?

ナレーターの出演料がかからないぶん、抑えられることがあります。台本、収録、音楽、編集、納品の作業は同じように必要です。フリーザロックエージェントのラジオCM制作は、1本15万円から(税別)です。

まとめ:本物の声は、地域と採用のCMで強みになる

・社長や社員の声のCMは、本物らしさと親しみが伝わる。出演料もかからない

・話し慣れていない場合は、プロのナレーターと分担する構成がおすすめ

・台本は本人の言葉で、1文を短く。収録では一人に話しかけるつもりで話す

・使う媒体と期間、退職や異動のときの扱いを、あらかじめ決めておく

放送枠の手配もあわせてご相談いただけます。料金の目安はラジオCMの料金、放送枠のサービスはラジオCM(放送枠)のサービスページをご覧ください。

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