「駅にポスターを貼りたいけれど、1枚から出せるの?」
「B0、B1って、どれくらいの大きさ?料金はいくら?」
結論から申し上げると、駅のポスター(駅ばりポスター)は、1駅1枚・1週間から出せる、もっとも始めやすい交通広告の1つです。サイズはB0・B1・B2が基本で、料金は駅の「等級」と大きさで決まります。都営地下鉄の公開料金では、1枚1週間7,500円から60,000円(税別)です。店舗の最寄り駅での告知から、主要駅をまとめた大きな展開まで、規模を選べます。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、駅ポスターのサイズ、期間、料金の例、セット商品、選び方とデザインのポイントをまとめます。
駅ポスターとは
駅ポスターは、駅の改札の近く、通路、ホーム、コンコースなどにある広告用の枠(ポスターボード)に貼るポスターです。その駅を毎日使う人や、乗り換えで通る人に届きます。
駅には毎日多くの人が行き交います。東京都交通局によると、都営地下鉄の1日あたりの乗車人員は264.1万人(令和6年度)です。JR東日本の新宿駅の1日平均乗車人員は666,809人(2024年度・乗車のみ)です。
サイズの基本
| サイズ | 大きさ(縦×横の例) | 特徴 |
|---|---|---|
| B0 | 1,456mm×1,030mm | 人の背丈に近い大きさ。遠くからも目立つ |
| B1 | 1,030mm×728mm | もっともよく使われる大きさ |
| B2 | 728mm×515mm | 小さめ。近くで読んでもらう内容向き |
出典:東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」。B0やB1は、縦にも横にも使えます。B0を横に2枚、4枚とつなげて大きく見せる「連ばり」もあります。
都営地下鉄の駅ばりポスターの料金(公開料金表の例)
| 駅の等級 | B0 | B1 | B2以下 |
|---|---|---|---|
| S等級駅 | 60,000円 | 50,000円 | 40,000円 |
| 1等級駅 | 30,000円 | 30,000円 | 25,000円 |
| 2等級駅 | 20,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
| 3等級駅 | 12,500円 | 10,000円 | 7,500円 |
出典:東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」。1枚・1週間あたり、税別。料金には掲出作業料と道路占用料が含まれ、制作料は別です。
都営地下鉄の駅ばりポスターは、1駅1枚から申し込めます。掲出期間は1週間で、月・水・金曜日に掲出が始まります。申し込みは掲出月の4か月前の第1営業日から、納品は掲出開始日の1営業日前の午前中までです。
枚数が多いと割引があります。1週間で20〜49枚、または2週間以上で10枚以上なら5%、1週間で50枚以上などの条件で10%の割引です。全駅に1枚ずつ貼る「全駅掲出」の割引もあります。
セット商品と大きく見せる方法
主要駅をまとめたセットや、大きな面を使う媒体もあります。
| 媒体(事業者) | 内容 | 料金の例 |
|---|---|---|
| ラインセット(都営地下鉄) | 1つの路線の5駅に、B0を2枚ずつ(計10枚)・1週間 | 400,000円(税別) |
| プレミアムボード(都営地下鉄 六本木駅) | 縦2m×横6mの面にB0を8枚・1週間 | 480,000円(税別) |
| 臨時集中ばり(都営地下鉄 S等級駅) | B0を3枚以上まとめて貼る・1週間 | 216,000円〜(税別) |
| 駅貼りポスター(仙台市地下鉄) | 南北線・東西線の駅と仙台駅の地下通路にB1を72〜78枚・7日 | 550,000円(税込) |
出典:東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」、仙台市交通局「メディアガイド」(令和8年6月現在)。
同じポスターを何枚も並べて貼ると、通る人の目に何度も入り、印象に残りやすくなります。新商品の発売やイベントの告知で使われる方法です。
長く出す駅の看板
ポスターのほかに、1か月や1年単位で出す駅の看板もあります。光る看板(電飾ボード)、柱に巻く広告(アドピラー)、駅名の表示の下の広告などです。都営地下鉄の電飾ボードは、1か月1面16,000円〜208,000円(税別、駅・場所・大きさによる)です。店舗や病院への道案内を兼ねて、最寄り駅に長く出す使い方に向いています。
駅の選び方
店舗や施設の最寄り駅。来店してほしいなら、店舗に歩いて行ける駅に出します。「〇番出口から徒歩3分」など、道案内を入れられます。
届けたい人が通る駅。ビジネス層ならオフィス街の駅、学生なら大学の最寄り駅、観光客なら観光地の駅、と人の流れで選びます。
乗り換えの多いターミナル駅。多くの人に知ってもらいたいなら、乗り換えで多くの人が通る駅を選びます。等級が高く、料金も上がります。
貼る場所。同じ駅でも、改札の外か内か、ホームか通路かで、見る人の動きが変わります。立ち止まる場所(ホーム、改札の前)は、文字の多いポスターも読まれやすくなります。
デザインのポイント
・歩きながらでも一瞬で伝わる:通路のポスターは、歩きながら見られます。伝えたいことは1つにしぼり、見出しを大きくします。
・遠くと近くの2段階で考える:遠くからは写真と見出し、近くでは説明と問い合わせ先が読めるように整理します。
・QRコードは立ち止まる場所で:ホームや改札の前など、立ち止まって見られる場所なら、QRコードからサイトに誘導できます。
・審査を前提に作る:駅のポスターも事業者の審査を受けます。根拠のない「No.1」「絶対」などの表現は修正を求められます。
よくある質問
Q. 1枚だけでも効果はありますか?
店舗の最寄り駅の、出口に向かう通路などに1枚出すだけでも、道案内や存在を知らせる役割を果たします。広く知ってもらいたい場合は、同じ駅に複数枚並べる、複数の駅に出す、期間を長くする、といった方法で接触の回数を増やします。
Q. ポスターを貼れない駅はありますか?
あります。都営地下鉄の駅ばりポスターでは、浅草線の押上駅、三田線の白金高輪駅・白金台駅・目黒駅、新宿線の新宿駅では掲出できず、同じ等級の駅に振り替えると案内されています(東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」)。ほかの事業者でも、掲出できない駅や場所がないかを確認します。
Q. 駅の「等級」とは何ですか?
事業者が駅ごとに決めている料金の区分です。都営地下鉄では、S等級駅、1等級駅、2等級駅、3等級駅に分かれ、等級によって1枚あたりの料金がちがいます。どの駅がどの等級かは、媒体資料で確認できます。
Q. 1年など長く出したい場合はどうすればいいですか?
駅ばりポスターは1週間単位で続けて申し込むほか、長期向けの媒体を使います。都営地下鉄では、電飾ボードは1か月単位、駅名の表示の下の広告は1年以上の長期掲出です。病院や店舗の道案内など、長く出したい内容に向いています。
まとめ:1駅1枚から、目的に合わせて規模を選ぶ
・駅ポスターはB0・B1・B2が基本。1駅1枚・1週間から出せる
・都営地下鉄では、1枚1週間7,500円〜60,000円(税別)。等級と大きさで決まる
・セットや連ばりで、主要駅に大きく見せることもできる
・最寄り駅での道案内から、ターミナル駅での認知まで、駅の選び方で役割が変わる
申し込みの流れは交通広告の出し方、交通広告の全体像は交通広告の種類と選び方をご覧ください。


