交通広告の費用相場|電車・駅・バスの公開料金表の例と予算の考え方

「交通広告って、いくらから出せるの?」

「中づり、駅のポスター、バスのラッピングで、費用はどれくらいちがうの?」

結論から申し上げると、交通広告の料金は「媒体の種類×路線や駅×枚数×期間」で決まります。公営交通が公開している料金表では、1編成のステッカーなら月2万円台から、駅ばりポスター1枚は1週間7,500円から、地下鉄全線の中づりは数十万円から、駅ジャックは数百万円からが目安です。広告料金とは別に、ポスターや動画の制作費がかかります。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、公開されている料金表をもとに、交通広告の費用の目安と、料金が決まる仕組み、予算別の考え方をまとめます。

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交通広告の料金が決まる4つの要素

1. 媒体の種類。電車の中づり・まど上・ドア横、ステッカー、車内ビジョン、駅のポスター、駅のサイネージ、バスのラッピングなどで、料金の決まり方が変わります。

2. 路線や駅。利用者の多い路線や駅ほど高くなります。駅は「等級」で料金が分かれていることが多く、どの駅がどの等級かは媒体資料で確認できます。

3. 枚数・面数。車内のポスターは、路線のすべての車両に1枚ずつ貼るのが基本です。車両が多い路線ほど枚数が増え、料金も上がります。

4. 期間。中づりは2〜3日から、まど上やドア横は1か月単位、駅ばりポスターは1週間単位、ラッピングバスは1か月〜1年単位など、媒体ごとに期間の単位が決まっています。

公開されている料金表の例(電車の車内)

料金は事業者と時期によって改定されます。下の表は、各事業者が公開している料金表の例です。

媒体(事業者)期間・枚数料金の例
中づりポスター(都営地下鉄 大江戸線)2日または3日・560枚300,000円(税別・B3シングル)
中づりポスター(札幌市営地下鉄 全線)2日・440枚110,000円(税込)
中吊り(仙台市地下鉄 南北線)3日または4日・168枚165,000円(税込)
まど上ポスター(都営地下鉄 新宿線)1か月・320枚323,000円(税別)
ドア横ステッカー(札幌市営地下鉄 南北線 1編成)1か月・12枚22,000円(税込)
車内液晶モニター(都営地下鉄 4路線)7日・15秒700,000円(税別)
広告貸切電車(都営地下鉄 三田線・大江戸線 1編成)1週間1,200,000円(税別・通常料金)

出典:東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」、札幌市交通局「広告メディアガイド」(2026年9月発行)、仙台市交通局「メディアガイド」(令和8年6月現在)。都営地下鉄の料金には掲出作業料を含み、制作料は別です。

公開されている料金表の例(駅・バス)

媒体(事業者)期間・単位料金の例
駅ばりポスター B0(都営地下鉄 S等級駅)1週間・1枚60,000円(税別)
駅ばりポスター B2以下(都営地下鉄 3等級駅)1週間・1枚7,500円(税別)
駅貼りポスター セット(仙台市地下鉄)7日・B1で72〜78枚550,000円(税込)
六本木スペシャルセット 駅ジャック(都営地下鉄)1週間4,000,000円〜(税別)
ラッピングバス(都営バス Cランク)1か月・1台80,000円(税別)
フルラッピングバス(仙台市営バス)1か月・1台88,000〜145,200円(税込)

出典:東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」、仙台市交通局「メディアガイド」(令和8年6月現在)。ラッピングバスは、広告料金とは別に制作費と貼り付け・はがしの費用がかかります。都営地下鉄の駅ばりポスターの料金には、掲出作業料と道路占用料が含まれます。

JRや大手私鉄の首都圏の主要路線は、利用者が多いぶん、料金も大きくなります。媒体によっては料金表が公開されていないため、個別のお見積もりになります。

広告料金のほかにかかる費用

・制作費:ポスターのデザイン、印刷、動画の制作にかかる費用です。中づりは数百枚、駅のポスターは掲出枚数分の印刷が必要です。

・掲出作業料:ポスターを貼る作業の費用です。料金に含まれる媒体と、別にかかる媒体があります。

・貼り付け・はがしの費用:ラッピングバスや大きなシート広告では、施工とはがしの費用がかかります。

・許可の手数料:バスの車体の広告など、屋外に出る広告は、自治体の許可が必要な場合があります。東京都では、車体利用広告の許可手数料は1台1,950円です(東京都屋外広告物条例)。

料金を抑える方法

割引を使う。都営地下鉄の駅ばりポスターでは、1週間に20〜49枚、または2週間以上で10枚以上なら5%、さらに枚数が多いと10%の割引があります。複数のセットを同時に申し込むと割引になる媒体もあります。

時期を選ぶ。都営地下鉄の広告貸切電車には、ゴールデンウィーク、8月、年末年始、2月に「季節料金」があり、通常より安く設定されています。

枚数や範囲を絞る。全線ではなく、店舗のある路線だけ、最寄り駅だけ、と範囲を絞ると、少ない予算で始められます。

素材を使い回す。ポスターのデザインを駅と車内で共通にする、テレビCMの素材を車内ビジョンに使うなど、制作費を抑えます。

予算別の考え方

予算の目安(広告料金)できることの例
数万円〜最寄り駅の駅ばりポスター数枚、1編成のステッカー
数十万円〜1路線の中づり(2〜3日)やまど上(1か月)、駅ポスターのセット、ラッピングバス1台
数百万円〜主要駅の駅ジャック、広告貸切電車、複数路線の車内ビジョン

上の表は、公開されている料金表をもとにした目安です。首都圏の主要路線や人気の時期は、さらに大きな予算が必要になります。

見積もりの前に決めておくこと

・目的(認知、来店、採用、イベントの告知など)

・届けたい人とエリア(路線、駅、地域)

・掲出したい時期と期間

・ポスターや動画の素材があるか

この4つが決まると、媒体と枚数を具体的に選べます。人気の枠は早く埋まるため、掲出の2〜3か月前に相談を始めるのが安全です。

よくある質問

Q. 料金表の金額だけで、広告を出せますか?

料金表の金額のほかに、ポスターや動画の制作費がかかります。作業料や道路占用料が料金に含まれるかどうかも、媒体ごとにちがいます。また、料金表には税別と税込があります。比べるときは、税の扱いと、含まれる費用をそろえて比べます。

Q. 首都圏のJRや大手私鉄の料金はわかりますか?

料金表を公開していない媒体も多く、路線・枚数・時期によって個別のお見積もりになります。利用者の多い路線は、この記事で紹介した公営交通の例より大きな金額になるのが一般的です。ご予算を伺えば、その範囲で出せる媒体と枚数をご提案します。

Q. 自治体や公共団体の広告に割引はありますか?

割引を設けている媒体があります。たとえば都営地下鉄の駅ばりポスターには官庁割引があり、枚数割引とは併用できないなどの条件が決まっています(東京都交通局「TOEI AD MEDIA GUIDE 2026」)。条件は媒体ごとに確認します。

Q. いつまでに申し込めばいいですか?

媒体によって受付の開始日が決まっています。都営地下鉄の中づりや駅ばりポスターは、掲出月の4か月前の第1営業日から受け付けています。人気の枠や時期は早く埋まるため、掲出の2〜3か月前には相談を始めるのが安全です。

まとめ:媒体・場所・枚数・期間で料金が決まる

・料金は「媒体の種類×路線や駅×枚数×期間」で決まる

・公開料金表では、ステッカーは月2万円台から、駅ばりポスターは1枚1週間7,500円から

・中づりは数十万円から、駅ジャックや広告貸切電車は100万円以上

・制作費、作業費、施工費が別にかかることがある

媒体の選び方は交通広告の種類と選び方、申し込みの流れは交通広告の出し方をご覧ください。

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