「ChatGPT広告では、どんな広告文を書けばいいの?」
「検索広告と同じ書き方でいいの?」
結論から申し上げると、ChatGPT広告の広告文は「AIに相談している人にとって役に立つ情報を、正確に、短く」書くことが基本です。OpenAIは、ありきたりな宣伝文句よりも、商品の具体的な特長や使い道を伝えること、切り口の違う案を複数用意すること、商品に合った具体的なページにリンクすることをすすめています。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、OpenAIの公式資料をもとに、ChatGPT広告のタイトル、説明文、画像、リンク先の作り方と、審査で気をつけたい点をまとめます。
ChatGPT広告の見え方
ChatGPT広告は、ChatGPTの回答の下に表示されます。「スポンサー」と明示され、回答とは見た目で区別されます。1つの広告の枠に、1つまたは複数の商品が並ぶことがあり、複数の広告主の商品が並ぶこともあります(OpenAIヘルプセンター「Ads in ChatGPT」)。
広告を見る人は、何かを調べたり、比べたり、決めたりするためにChatGPTと会話している人です。広告にも、その相談に答えるような、具体的で役に立つ情報が求められます。
また、利用者は広告の「…」メニューから「Ask ChatGPT」を選び、その広告についてChatGPTに質問することもできます(同ヘルプ)。広告の内容は、その場で確かめられる前提で、正確に書くことが大切です。
広告を構成する要素
OpenAIヘルプセンター「Create Ads for ChatGPT Ads」では、広告の要素と作り方のポイントを次のように説明しています。
| 要素 | 役割 | 作り方のポイント |
|---|---|---|
| タイトル | 商品の価値をはっきり伝える | 具体的で簡潔に。大まかな宣伝文句より、役に立つ詳細を優先する |
| 説明文 | タイトルを補う | タイトルにない新しい情報を加える。メリット、特長、使い道を、わかりやすい言葉で |
| 画像 | 広告の内容を目で伝える | シンプルで関係のあるもの。抽象的でごちゃごちゃした画像は避ける |
| リンク先 | クリックした人が行動する場所 | トップページではなく、商品ページなど、もっとも関係のあるページ |
タイトルと説明文には推奨の文字数があります。ヘルプでは具体的な数は示されていないため、Ads Managerの画面の表示に合わせて作ります。
タイトルの書き方
何の商品かを、ひと目でわかるようにする。会話の流れで広告を見た人が、すぐに「自分の相談に関係がある」とわかるようにします。
具体的な情報を入れる。「最高品質」「おすすめ」のような言葉より、「〇〇向け」「〇〇に対応」「〇〇円から」など、比べるときに役立つ情報を入れます。
短くまとめる。1つのタイトルで伝えることは1つにしぼります。
| 弱い例 | 改善した例(考え方の例) |
|---|---|
| 最高のオンライン英会話 | 朝6時から受講できるオンライン英会話 |
| おしゃれなソファならお任せ | 布を洗える2人掛けソファ・送料込み |
| 家事代行ならぜひ当社へ | 都内の家事代行・1回2時間から依頼できる |
※表の例は、書き方の考え方を示すために弊社が作ったものです。実際の広告では、事実にもとづく内容だけを書きます。
説明文の書き方
タイトルのくり返しにしない。説明文では、タイトルで伝えきれない情報を足します。誰に向いているか、どんな場面で役立つか、どんな条件で使えるかなどです。
わかりやすい言葉で書く。専門用語や社内の言葉は避け、初めて知る人にも伝わる言葉にします。
「今すぐクリック」に頼らない。ヘルプでは、ありきたりな行動の呼びかけに頼るより、メリットを伝える文章を重視するよう説明しています。
画像の選び方
画像は、タイトルと説明文の内容と合うものを選びます。商品そのもの、使っている場面、サービスの様子など、何の広告かが伝わる画像がよいでしょう。抽象的な図柄や、要素の多すぎる画像は避けます。
ヘルプでは、画像のサイズや形式の具体的な規定は示されていません。登録のときは、Ads Managerの画面の案内に従います。
複数の案を用意する
OpenAIは、1つの商品について、切り口の違うタイトルと説明文を複数作ることをすすめています。たとえば、次のように角度を変えます。
| 切り口 | 伝えること |
|---|---|
| 特長 | 他の商品にない機能や品質 |
| 使い道 | どんな場面で役立つか |
| 向いている人 | どんな悩みや条件の人に合うか |
| 条件 | 料金、対応エリア、納期、サポートなど |
案どうしが似すぎていると、比べる意味がなくなります。それぞれをはっきり違う内容にします。
案の比べ方
案を比べるときは、一度にたくさんの点を変えないことが大切です。タイトルと画像を同時に変えると、どちらが効いたのかがわかりません。最初はタイトルの切り口を変えて比べ、よい切り口が見つかったら、説明文や画像を変えて比べる、というように順番に進めます。
また、OpenAIは、広告グループを同じ商品やお客様の悩みごとにまとめ、1つの広告グループに複数の広告を入れて、同じテーマで違う伝え方を試すようすすめています(OpenAIヘルプセンター「Create Ad Groups for ChatGPT Ads」)。使い道が大きく違う場合は、広告グループごと分けます。
リンク先のページを整える
広告と同じ商品のページにする。広告で紹介した商品が、リンク先ですぐに見つかるようにします。トップページにリンクすると、探す手間がかかります。
計測の目印をつける。リンク先のURLには、UTMパラメータ(どの広告から来たかを示す目印)を付けられます。ヘルプでは、iPhoneのアプリ内のブラウザでは画面にURLの全体が表示されないため、共有メニューからリンクをコピーして、目印が付いているかを確かめる方法も紹介されています。
クローラーをブロックしない。リンク先は、有効で、アクセスできるURLである必要があります。OpenAIのクローラー「OAI-AdsBot」と「OAI-SearchBot」をブロックしてはいけません。
サイトの情報から下書きを作る機能
Ads Managerの「Add new ad」には、サイトにすでにある情報(ページのタイトル、説明、画像)から、広告の下書きを作る機能があります。ヘルプによると、この機能はAIで新しい文章や画像を作るものではなく、サイトの情報を読み込むものです。下書きは、そのまま使わず、内容を確かめて手直ししてから使うよう説明されています。
サイトのページのタイトルや説明が古い場合、そのまま広告に使われてしまいます。広告を作る前に、サイトの情報を見直しておくと安心です。
審査で気をつけたいこと
OpenAIの広告ポリシーでは、文章、画像、リンク先のすべてにルールが適用されます。次の点に気をつけます。
・根拠のない主張をしない:性能、価格、結果、比較について、根拠のない表現は禁止されています。
・広告とリンク先を一致させる:広告とリンク先のページが同じ商品を説明していないことは、不承認のよくある原因とされています。
・ChatGPTの画面をまねない:広告は、ChatGPTやOpenAIの画面とはっきり区別できる見た目にします。
・品位のある言葉を使う:商品名やブランド名も含め、不快な言葉は使えません。
あわせて、日本の法律も守る必要があります。景品表示法では、実際より著しく優れていると誤解させる表示や、有利だと誤解させる価格の表示が禁止されています。健康や美容に関わる商品は、薬機法にも注意します。
広告を作る前のチェックリスト
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| タイトルだけで何の商品かわかるか | 会話の流れで、関係があるとすぐにわかってもらうため |
| 説明文がタイトルのくり返しになっていないか | OpenAIは、説明文で新しい情報を足すようすすめているため |
| 料金や条件などの数字は正確か | 根拠のない主張は、広告ポリシーで禁止されているため |
| 切り口の違う案が複数あるか | 反応を比べ、よい案を見つけるため |
| 画像が広告の内容と合っているか | 文章と画像の食い違いは、わかりにくさや不承認の原因になるため |
| リンク先が商品の具体的なページか | クリックした人がすぐに行動できるようにするため |
| リンク先でクローラーを止めていないか | OAI-AdsBotとOAI-SearchBotをブロックしてはいけないため |
よくある質問
Q. 検索広告の広告文を、そのまま使えますか?
A. 使える部分もありますが、見直しをおすすめします。検索広告は、検索された言葉に合わせて短く訴える書き方が中心です。ChatGPT広告は、相談の流れの中で見られるため、誰のどんな場面に役立つかが伝わる、具体的な説明が向いています。
Q. 広告の効果がよいかどうかは、どう比べればいいですか?
A. Ads Managerでは、広告ごとに表示回数、クリック数、クリック率、コンバージョンなどを確かめられます(OpenAIヘルプセンター「Measure Results」)。切り口の違う案を並べて配信し、数字を比べます。
まとめ:相談している人に役立つ情報を、正確に伝える
・ChatGPT広告は回答の下に「スポンサー」と明示して表示される。広告にも、相談に役立つ具体的な情報が求められる
・タイトルは具体的で簡潔に。説明文はタイトルにない情報を足す
・画像はシンプルで内容に合うもの。抽象的な画像は避ける
・切り口の違う案を複数用意し、商品に合ったページにリンクする
・根拠のない主張をせず、広告とリンク先を一致させる
配信する会話の文脈の伝え方は、ChatGPT広告の出し方もあわせてご覧ください。検索広告との違いはChatGPT広告とリスティング広告の違いでまとめています。


