AI検索からの流入を確かめる方法|GA4とSearch Consoleで見るAIの影響

「ChatGPTからサイトに来ている人は、どのくらいいるの?」

「GoogleのAI概要の影響は、どうやって確かめればいいの?」

結論から申し上げると、AI検索からの訪問は、Googleアナリティクス4(GA4)とGoogle Search Consoleの2つを組み合わせて確かめます。ChatGPTの検索から来た訪問には「utm_source=chatgpt.com」という目印が自動で付くとOpenAIは説明しており、GA4で見分けられます。一方、GoogleのAI による概要やAI モードからの訪問は、Search Consoleでは通常の検索とまとめて数えられるため、ページごとの変化から影響を読み取ります。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、AI検索からの流入を確かめる方法と、数字の見方、改善へのつなげ方をまとめます。

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AI検索からの流入を測る理由

総務省の「令和8年版 情報通信白書」(2026年7月)によると、日本で生成AIのサービスを使ったことがある人は58.8%でした。AIで調べてからサイトを訪れる人が増えると、「どのAIから、どのページに、どのくらい来て、問い合わせにつながったか」を知ることが、サイトの改善に欠かせなくなります。

AIの回答で自社がどう紹介されているかを確かめる方法とあわせて、実際の訪問の数字も見ることで、取り組みの効果を判断しやすくなります。

AIの種類ごとの見え方

AIの種類どこで確かめるか見え方
ChatGPTの検索GA4リンクに「utm_source=chatgpt.com」が付くため、参照元で見分けられる
GoogleのAI による概要・AI モードSearch Console検索タイプ「ウェブ」の数字に含まれる。AI機能だけを分けた数字は表示されない
そのほかのAIのサービスGA4参照元に、AIのサービスのドメインが記録されることがある

ChatGPTからの訪問の確かめ方

OpenAIヘルプセンター「Publishers and Developers FAQ」によると、ChatGPTは、検索の回答から外部のサイトへのリンクに、「utm_source=chatgpt.com」というUTMパラメータ(どこから来たかを示す目印)を自動で付けます。OAI-SearchBotを許可しているサイトは、Googleアナリティクスなどで、ChatGPTからの訪問を確かめられるとしています。

GA4では、次の手順で確かめます。

ステップやること
1集客のレポート(トラフィック獲得)を開く
2表示する項目を「セッションの参照元」や「セッションの参照元/メディア」にする
3「chatgpt.com」を含む行を探す
4訪問の数だけでなく、キーイベント(問い合わせなどの成果)の数も見る
5ランディングページ(最初に見たページ)ごとに分けて、どのページが入口になっているかを見る

なお、ChatGPTの検索に表示されるには、OAI-SearchBotを止めていないことが前提です。OpenAIは、ChatGPTの検索に表示されるために、robots.txtでOAI-SearchBotを許可するようすすめています。

GoogleのAI機能の影響の確かめ方

Google検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」によると、AI による概要やAI モードに表示されたサイトの数字は、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで、検索タイプが「ウェブ」の数字に含まれます。AI機能だけを取り出した数字はないため、次のような見方で影響を読み取ります。

・ページごとの変化を見る:表示回数は増えているのに、クリック数やクリック率が下がっているページは、AIの要約で答えが済んでいる可能性があります。

・質問の形の検索語句を見る:「〇〇とは」「〇〇の選び方」「〇〇はいくら」のような検索語句の動きを確かめます。米国のPew Research Centerの調査(2025年)では、質問の形の検索や長い検索ほど、AIの要約が表示されやすい傾向がありました。

・実際に検索して確かめる:数字の変化があった検索語句で、実際にAI による概要が表示されるか、自社のページが参考のリンクに出ているかを確かめます。

Googleは、Search ConsoleとGoogleアナリティクスのデータを組み合わせて分析する方法も案内しています。Search Consoleで検索での見られ方を、GA4でサイトに来たあとの行動と成果を見ると、全体の流れがつかめます。

そのほかのAIのサービスからの訪問

ほかのAIのサービスからの訪問は、GA4の参照元に、そのサービスのドメインとして記録されることがあります。たとえば、gemini.google.com、perplexity.ai、copilot.microsoft.comなどです。GA4の探索レポートやフィルタで、こうしたドメインをまとめて「AI」として見られるようにしておくと、毎月の確認が楽になります。

ただし、アプリからの訪問や、ブラウザの設定によっては参照元が記録されず、「直接の訪問(direct)」として数えられることもあります。AIからの訪問の数は、実際より少なく見える可能性があることを知っておきましょう。

見るべき数字

数字わかること
AIからの訪問の数と推移AIで調べてから来る人が増えているか
入口になっているページAIがどのページを参考にし、紹介しているか
キーイベント(問い合わせなど)の数と割合AIから来た人が成果につながっているか
Search Consoleの表示回数とクリック率Googleの検索での見られ方の変化
社名・サービス名での検索の数AIなどで名前を知った人が、あとから調べているか

数字を改善につなげる

入口のページを強くする。AIから来た人が多いページは、AIが参考にしているページです。料金や流れ、問い合わせへの案内をわかりやすくし、成果につながるようにします。

来ていないテーマを補う。お客様がよく聞く質問なのに、AIからの訪問がないテーマは、答えるページが足りていない可能性があります。1つのテーマにつき1ページで、はっきり答えるページを用意します。

クリック率が下がったページを見直す。AIの要約で答えが済んでいそうなページは、事例、試算、相談の受付など、ページでしか得られない価値を足します。

定期的に同じ方法で見る。毎月同じ手順で数字を確かめ、サイトの改善の前後で比べます。

毎月の確認シートの例

確認する項目見る場所記録すること
ChatGPTからの訪問GA4(参照元:chatgpt.com)訪問の数、成果の数、入口のページ上位
そのほかのAIからの訪問GA4(AIのサービスのドメイン)サービスごとの訪問の数
Googleの検索での見られ方Search Console(ウェブ)主要なページの表示回数、クリック数、クリック率
社名での検索Search Console社名・サービス名を含む検索語句の表示回数
AIの回答での紹介実際にAIに質問名前が挙がったか、参考のリンクに出たか、紹介の内容は正しいか

同じ項目を毎月記録しておくと、サイトの改善や、新しいページの公開の前後で、変化をくらべやすくなります。

計測で気をつけたいこと

・目印を消さない:サイトの転送(リダイレクト)の設定によっては、URLの目印が消えて、参照元がわからなくなることがあります。

・少ない数字で判断しない:AIからの訪問は、まだ全体の中では少ないことも多いため、月ごと、四半期ごとの傾向で見ます。

・成果までつなげて見る:訪問の数だけでなく、問い合わせや購入につながっているかを確かめます。

よくある質問

Q. GoogleのAI による概要からの訪問だけを、GA4で分けて見られますか?

A. Googleは、AI による概要やAI モードの数字はSearch Consoleの「ウェブ」に含まれると説明しており、AI機能だけを分けた数字は提供されていません。ページごとの表示回数やクリック率の変化と、実際の検索結果の確認を組み合わせて判断します。

Q. AIからの訪問が少ないのですが、対策は必要ですか?

A. 訪問の数だけでは判断できません。AIの回答の中で名前を知り、あとから社名で検索して訪れる人もいます。社名での検索の増え方や、AIの回答での紹介のされ方もあわせて確かめます。

Q. 毎月どのくらいの時間がかかりますか?

A. GA4の表示を一度設定しておけば、毎月の確認は短い時間で済みます。手間がかかるのは、数字の変化の理由を調べ、ページを改善する部分です。

まとめ:GA4とSearch Consoleを組み合わせて、AIからの流れを見る

・ChatGPTの検索からの訪問には「utm_source=chatgpt.com」が付き、GA4で見分けられる

・GoogleのAI機能の数字は、Search Consoleの「ウェブ」に含まれる。ページごとの表示回数とクリック率の変化から影響を読み取る

・ほかのAIのサービスは、参照元のドメインで確かめる。記録されない訪問もある

・入口のページ、成果、社名での検索の数をあわせて見る

・数字をもとに、入口のページの強化や、足りないテーマの補強につなげる

AIにどう紹介されているかを質問で確かめる方法は自社がAIにどう紹介されているか調べる方法、サイトの整え方はAIに引用されるサイトのつくり方をご覧ください。

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