「TVerって、どんな人が見ているの?」
「若い人にも届く?地方でも見られている?」
結論から申し上げると、TVerは月に4,000万を超える利用があり、20〜64歳の男女に幅広く使われています。地域も全国に分かれ、人口の分布に近いバランスです。最近はテレビの画面(コネクテッドTV)で見る人が全体の約4割まで増え、20〜34歳の若い世代の利用も伸びています。テレビをリアルタイムで見る人が少ない若い世代に、テレビ番組の中で広告を届けられるのが、TVer広告の強みです。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、株式会社TVerが公表しているデータをもとに、TVerの利用者の規模、年代・性別、地域、デバイスの割合と、広告での生かし方をまとめます。
TVerとは
TVerは、民放テレビ局が共同で運営する、無料のテレビ番組の配信サービスです。TVer広告の公式サイトでは、常時約1,000番組を、パソコン・スマートフォン・タブレット・テレビに無料で配信していると紹介されています。番組の放送終了から約7日間は見られるほか、リアルタイム配信もあります。
利用の規模
| 指標 | 数字 | 時期・出典 |
|---|---|---|
| 月間ユーザー数(MUB) | 4,470万 | 2026年1月(株式会社TVer発表) |
| 月間動画再生数 | 6.5億回 | 2025年12月(同) |
| コネクテッドTVでの月間再生数 | 2.3億回 | 2026年8月(同) |
| アプリの累計ダウンロード数 | 9,000万 | 2025年10月時点(同) |
| 認知率(15〜69歳の男女) | 73.3% | 2024年11月(マクロミル調べ、TVer広告公式サイト) |
※MUBは月間のユニークブラウザ数。同じ人が複数の端末で使うと、それぞれ数えられます。
株式会社TVerの発表によると、2025年12月の月間ユーザー数は4,460万MUBで前年同月比約114%、2026年1月には4,470万MUBとなり、2か月続けて過去最高を更新しました。
年代と性別
TVer広告公式サイトのコラム「TVerのユーザー属性を解説」(2026年8月)によると、2026年4〜6月の利用者の構成は次のとおりです。
| 性別・年代 | 割合 |
|---|---|
| 男女15〜19歳 | 5.0% |
| 男性20〜34歳 | 13.1% |
| 男性35〜49歳 | 14.7% |
| 男性50〜64歳 | 14.2% |
| 女性20〜34歳 | 17.6% |
| 女性35〜49歳 | 18.6% |
| 女性50〜64歳 | 17.1% |
女性がやや多いものの、20〜64歳の男女に幅広く分かれています。特定の年代に偏らないので、届けたい年代に合わせて絞り込んで配信しやすいメディアです。
若い世代の利用が伸びている
株式会社TVerの発表(2026年3月)では、サービス全体で20〜34歳の利用者が、2025年4月と比べて150%に増えたとされています。また、コネクテッドTVでの20〜34歳の再生数は、2026年8月に前年同月比238%と大きく伸びました。
一方、総務省の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表)では、平日にテレビをリアルタイムで見た人の割合は、10代で44.3%、20代で42.7%でした。60代の88.1%、70代の91.9%と比べると、若い世代はリアルタイムのテレビに届きにくいことが分かります。TVerは、こうした層にテレビ番組の中で広告を届ける手段になります。
地域
同じコラムによると、2026年4〜6月の利用地域の割合は次のとおりです。
| 地域 | 割合 |
|---|---|
| 関東 | 38% |
| 近畿 | 18% |
| 中部 | 16% |
| 九州・沖縄 | 11% |
| 東北 | 6% |
| 中国 | 5% |
| 北海道 | 4% |
| 四国 | 2% |
人口の分布に近い形で、全国で使われています。TVer広告は市区町村の単位で配信先を絞れるため、地方の企業が自分の商圏だけに配信する使い方もできます。TVer広告公式サイトのコラム(2026年7月)では、東京都を除くローカルエリア全体でTVer広告の売上が前年度比180%に伸びたと紹介されています。
デバイス:テレビの画面で見る人が約4割
同じコラムによると、2026年4〜6月の利用デバイスの割合は、スマートフォン・タブレットが51.2%、コネクテッドTVが39.27%、パソコンが9.53%でした。
株式会社TVerの発表(2026年9月)でも、コネクテッドTVの再生数はサービス全体の利用デバイスの約4割を占め、2026年8月には月2.3億回と過去最高を記録したとされています。リビングの大きな画面で、家族と一緒に番組を見るスタイルが広がっています。
どんな番組が見られているか
株式会社TVerの発表では、利用を押し上げた番組として、次のようなジャンルが挙げられています。
・ドラマ:2025年12月は10月期のドラマが好調で、2026年1月も1月期の新しいドラマが再生数をけん引しました。2026年夏に始まったドラマ『VIVANT(2026)』では、第1話の配信から8日間の再生数が887万回を超え、全番組の単一エピソードとして歴代最高を更新したと発表されています(2026年8月)。
・バラエティ:『水曜日のダウンタウン』『アメトーーク!』『月曜から夜ふかし』などが好調と紹介されています。
・特番・スポーツ:年末の大型特番や、『箱根駅伝』、オリンピックなどのスポーツ配信も多く見られました。
運用型のTVer広告では、特定の番組は指定できませんが、ドラマやバラエティなどのジャンルは指定できます。話題のドラマが多い時期は、多くの人がTVerを使うタイミングでもあります。
季節で利用が変わる
TVerの利用は、番組の改編や季節で変わります。新しいドラマが始まる1月・4月・7月・10月や、年末年始の特番、大きなスポーツ大会の時期は、利用が増えることがあります。株式会社TVerの発表でも、新しいクールのドラマや年末の特番、スポーツ配信が記録の更新につながったと紹介されています。一方で、広告が集中する時期には、配信の単価が上がることもあります。告知したい時期と、TVerの利用が増える時期の両方を見て、配信の期間を決めましょう。
データを広告に生かすポイント
1. 届けたい人がTVerにいるかを確かめる。年代・性別・地域の構成を見て、自社のお客さまと重なるかを確かめます。20〜64歳の男女に幅広く使われているため、多くの商品で届けたい人が見つかります。
2. テレビCMで届きにくい層を補う。テレビCMは50代以上に強く、TVerは若い世代の利用も伸びています。両方を組み合わせると、幅広い年代に届けやすくなります。
3. デバイスに合わせて目的を決める。テレビの画面では大きく見てもらえる一方、クリックはできません。スマートフォンやパソコンでは、クリックでサイトに誘導できます。認知を重視するか、サイトへの誘導を重視するかで考え方が変わります。
4. 番組の人気を味方にする。TVerでは、話題のドラマやバラエティの時期に再生数が伸びます。株式会社TVerの発表でも、ドラマやバラエティ、大型特番、スポーツ中継が再生数を押し上げたと紹介されています。
データを見るときの注意点
・MUBは人数ではない:月間ユニークブラウザ数は、端末やブラウザの数です。同じ人がスマートフォンとテレビで見ると、別々に数えられます。
・時期によって変わる:利用者の構成は、番組の改編や季節によって変わります。最新のデータを確認しましょう。
・広告で指定できる条件とは別:利用者のデータがあっても、広告の配信で指定できる条件には決まりがあります。たとえば、年齢の指定は13歳以上が対象です。
よくある質問
Q. 50代・60代にも届きますか?
A. 2026年4〜6月の構成では、男性50〜64歳が14.2%、女性50〜64歳が17.1%です。テレビCMやBSと組み合わせると、さらに幅広く届けられます。
Q. TVerのデータは、どこで最新のものを確かめられますか?
A. 株式会社TVerのニュースリリースや、TVer広告公式サイトのコラムで、利用者数や属性のデータが公表されています。より細かい内容は、TVer広告の媒体資料で確かめられます。
Q. テレビの画面で見ている人は、どんな人が多いですか?
A. 株式会社TVerの発表では、コネクテッドTVでの20〜34歳の再生数が大きく伸びています。TVer広告公式サイトのコラムでは、リビングの大きな画面で、家族や友人と一緒に見る「共視聴」が増えているとも紹介されています。
Q. 地方の小さな市でも配信できますか?
A. 市区町村の単位で指定できます。地域を絞るほど表示回数は少なくなるため、期間と予算を合わせて設計します。
まとめ:幅広い年代と全国に届き、若い世代とテレビ画面での視聴が伸びている
・TVerの月間ユーザー数は4,470万MUB(2026年1月)、月間再生数は6.5億回(2025年12月)
・利用者は20〜64歳の男女に幅広く、地域も人口に近い分布
・20〜34歳の利用が伸び、コネクテッドTVでの若い世代の再生数は前年の2倍以上
・利用デバイスはスマートフォン・タブレット約5割、コネクテッドTV約4割
・テレビCMで届きにくい層を補い、デバイスに合わせて目的を決める
料金の目安はTVer広告の料金はいくら?、テレビCMとの使い分けはテレビCMとTVer広告の違い、TVer広告の基本はTVer広告とは?をご覧ください。


