「広告の相見積もりを取りたいけれど、どう頼めばいいの?」
「見積もりを並べても、条件がばらばらで比べられない」
結論から申し上げると、広告の相見積もりで大切なのは「同じ条件で依頼すること」です。目的、予算の目安、期間、エリア、届けたい人、制作の範囲を1枚の依頼書にまとめて、すべての会社に同じ内容を渡します。そのうえで、総額だけでなく、届く人の数、条件、体制まで含めて比べると、自社に合った提案を選べます。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、広告の相見積もりの進め方、依頼書に書く項目、比べ方、気をつけたいマナーをまとめます。
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相見積もりの目的を決める
相見積もりには、大きく2つの目的があります。どちらの目的かによって、依頼のしかたが変わります。
| 目的 | 依頼のしかた |
|---|---|
| 同じ内容の価格を比べたい | 媒体、枠、回数、期間などを細かく指定して、金額を出してもらう |
| よりよいプランを比べたい | 目的と予算を伝え、媒体の選び方から提案してもらう |
価格を比べたいのに条件があいまいだと、各社がばらばらの内容で見積もりを出してしまい、比べられません。反対に、よりよいプランを探したいのに条件を細かく決めすぎると、提案の幅がせまくなります。
相見積もりの進め方
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 社内で条件を決める | 目的、予算の目安、期間、届けたい人、決める人を決める |
| 2. 依頼書を作る | 条件を1枚にまとめる。全社に同じものを渡す |
| 3. 依頼する会社を選ぶ | 比べられる範囲の社数にしぼる |
| 4. 質問に答える | ある会社から受けた質問の答えは、ほかの会社にも共有する |
| 5. 比べる | 比べる観点を先に決め、表にまとめる |
| 6. 決めて、結果を伝える | 選ばなかった会社にも、お礼と結果を伝える |
依頼書に書く項目
依頼書(RFPと呼ばれることもあります)には、次の項目を書きます。
| 項目 | 書くことの例 |
|---|---|
| 目的 | 新商品の認知を広げたい。問い合わせを月〇件にしたい |
| 届けたい人 | 30〜40代の子育て世帯。関東の1都3県 |
| 予算の目安 | 上限の金額。媒体費と制作費を分けるか |
| 期間 | 広告を出したい期間、決定の期限 |
| 媒体の指定 | 指定がある場合は、媒体、枠、回数。ない場合は「提案を希望」 |
| 制作の範囲 | 素材は自社で用意するか、制作から頼むか |
| 成果の測り方 | 何を成果とし、どう報告してほしいか |
| 提出してほしいもの | 見積もりの書式、内訳の細かさ、提案書の有無、提出期限 |
とくに「内訳の細かさ」は、最初に指定しておきましょう。媒体費・制作費・手数料などを分けて出してもらうと、比べやすくなります。
比べるときの観点
見積もりがそろったら、総額だけで決めずに、次の観点で比べます。
・何がどれだけ含まれているか:回数、期間、量、制作の範囲が同じか。
・届く人の数と質:同じ金額で、どれだけの人に届くか。届けたい人に合っているか。
・数字の性質:見込みの数字か、約束された数字か。
・追加費用の条件:修正、延長、変更のときに、いくらかかるか。
・進め方と体制:担当者、スケジュール、レポートの内容と頻度。
・提案の中身:目的に合った理由が説明されているか。
観点ごとに点数をつける表を作ると、社内で説明しやすくなります。
相見積もりで気をつけたいこと
安さだけで選ばない。金額が安くても、届けたい人に届かなかったり、制作の範囲がせまかったりすれば、結果として高くつくことがあります。
情報は公平に伝える。ある会社にだけ多くの情報を伝えると、公平に比べられません。質問への答えは、全社に共有します。
他社の見積もりの中身をそのまま見せない。他社の見積もりや提案書をほかの会社に見せることは、信頼を損ねるおそれがあります。
決まったら結果を伝える。選ばなかった会社にも、お礼と結果を伝えます。次に相談するときの関係にもつながります。
依頼の手間を考える。見積もりや提案書を作るには、各社に時間がかかります。比べられる範囲の社数にしぼり、提出期限には余裕を持たせましょう。
公開されていない料金は比べにくい
新聞の一部、テレビCM、交通広告など、料金表が一般に公開されていない媒体もあります。こうした媒体では、相見積もりを取っても「どの金額が妥当か」を判断する材料が少なくなります。
フリーザロックエージェントの「AD Free」は、現在実施している広告や、検討中の広告について、媒体費と制作費の適正な価格を調べ、代わりのプランとあわせてご報告する無料の診断サービスです。結果は、相見積もりの比較材料や、社内の稟議の資料として自由に使えます。今の取引先からの切り替えを求めることはありません。
よくある質問
Q. 今の代理店に相見積もりを取ることを伝えるべきですか?
A. 伝えるかどうかは会社の判断ですが、比べる条件を公平にする意味でも、今の代理店にも同じ依頼書で見積もりを依頼する方法があります。
Q. 提案だけもらって、発注しないことはできますか?
A. 相見積もりでは、選ばれない会社が出るのが前提です。ただし、提案書の作成に費用がかかる条件の会社もあるため、依頼の前に確認しておきましょう。
まとめ:同じ条件で頼み、多くの観点で比べる
・相見積もりは「価格を比べる」か「プランを比べる」かで依頼のしかたが変わる
・目的、届けたい人、予算、期間、制作の範囲、内訳の細かさを依頼書にまとめる
・総額だけでなく、含まれる内容、届く人、数字の性質、追加費用、体制で比べる
・情報は公平に伝え、決まったら全社に結果を伝える
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