「広告費が高い気がするけれど、どこが問題なのかわからない」
「見直す前に、何を確認すればいいの?」
結論から申し上げると、広告費が高いと感じたときは、いきなり金額を削るのではなく、「目的」「内訳」「成果」「条件」「進め方」の5つの面から点検するのがおすすめです。どこに原因があるかがわかれば、削るべき費用と、続けるべき費用を分けて判断できます。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、広告費が高いと感じたときに確認したい12のチェック項目と、点検の結果の生かし方をまとめます。
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「高い」と感じる理由は3つに分かれる
広告費が「高い」と感じる理由は、大きく次の3つに分かれます。どれに当てはまるかで、確認するところが変わります。
| 理由 | 状態の例 | 主に確認するところ |
|---|---|---|
| 成果に見合っていない | 広告を出しているのに、問い合わせや売上が増えない | 目的、成果の測り方、クリエイティブ |
| 金額の根拠がわからない | 見積もりや請求の中身がよくわからない | 内訳、条件 |
| 前より高くなった | 同じ内容なのに、金額が上がっている | 条件の変化、媒体の料金、進め方 |
広告費のチェックリスト12項目
次の12項目で、今の広告を点検してみましょう。「いいえ」や「わからない」が多いところに、見直しのヒントがあります。
| 面 | チェック項目 |
|---|---|
| 目的 | 1. 施策ごとに、目的(認知、来店、問い合わせなど)が決まっているか |
| 2. 届けたい人(年代、地域、関心)がはっきりしているか | |
| 3. 目的に合った媒体を選んでいるか | |
| 内訳 | 4. 媒体費・制作費・手数料が分かれて示されているか |
| 5. 回数、期間、量など、何を買っているかが具体的にわかるか | |
| 6. 「一式」の項目の中身を説明できるか | |
| 成果 | 7. 施策ごとに成果を測っているか |
| 8. 1件あたりの費用など、成果を単価で確認しているか | |
| 条件 | 9. 前回と比べて、料金や条件の変化を説明してもらっているか |
| 10. 素材の使用期間や権利の延長など、毎回かかる費用を把握しているか | |
| 進め方 | 11. 制作の修正や、急なスケジュールで追加費用が出ていないか |
| 12. 「去年もやったから」という理由だけで続けている施策がないか |
目的の面:何のための広告か
目的があいまいな広告は、成果が判断できず、「なんとなく高い」と感じやすくなります。施策ごとに、何を目指しているかを1行で書けるか確かめましょう。
また、届けたい人と媒体が合っていないと、どれだけ費用をかけても成果は出にくくなります。媒体を選んだ理由を、もう一度確認します。
内訳の面:何にいくら払っているか
見積もりや請求書で、媒体費・制作費・手数料が分かれていない場合は、内訳を出してもらいましょう。何を買っているかがわかれば、ほかの方法と比べられるようになります。
「一式」と書かれた項目は、中身を確認します。含まれる作業や量がわかると、必要な作業と、なくてもよい作業を分けられます。
成果の面:数字で確かめているか
成果を測っていない施策は、続けるべきかやめるべきかを判断できません。問い合わせの数、来店の数、指名検索の数など、施策に合った数字を決めて測ります。
さらに、成果を「1件あたりいくらか」という単価で確認すると、ほかの施策と比べやすくなります。
条件の面:前と何が変わったか
同じ内容なのに金額が上がった場合は、何が変わったかを確認します。媒体の料金の改定、時期による料金の違い、枠や回数の変更などが考えられます。
タレント、音楽、写真などの素材は、使える期間が決まっていることがあります。期間を延ばすたびに費用がかかる場合は、その費用も含めて考えます。
進め方の面:ムダな作業が出ていないか
制作の途中で方向性が変わったり、確認が遅れて急ぎの作業になったりすると、追加の費用が発生しやすくなります。社内で確認する人と、決める人をはっきりさせることで、こうした費用を防げます。
また、「毎年出しているから」という理由だけで続けている施策は、今の目的に合っているかを見直すよい機会です。
点検の結果をどう生かすか
チェックの結果、「いいえ」が多かった面によって、次の行動が変わります。
・目的・成果の面が弱い:まず施策ごとの目的と、成果の測り方を決めます。金額の判断は、そのあとです。
・内訳・条件の面が弱い:今の取引先に内訳と条件の説明を求めます。説明を受けても判断がむずかしい場合は、ほかの会社の見積もりや、第三者の診断で比べる材料を集めます。
・進め方の面が弱い:社内の確認の流れや、依頼のしかたを見直します。
見直しの具体的な方法は、関連記事の「広告費削減の7つの方法」でくわしく紹介しています。
第三者の診断を使う
チェックリストで課題が見えても、「この媒体費は相場と比べてどうか」「同じ目的をもっと条件のよい方法で達成できないか」は、社内だけでは判断しにくいことがあります。
フリーザロックエージェントの「AD Free」は、現在実施している広告の媒体費と制作費を、第三者の目線で診断する無料のサービスです。準備していただくのは、実施している広告の資料だけです。資料がない場合も、メールや打ち合わせで口頭で共有いただければ対応します。所要期間は10営業日ほどが目安です(内容によって変わります)。今の取引先からの切り替えを求めることはありません。
まとめ:削る前に、5つの面で点検する
・「高い」と感じる理由は、成果に見合わない、根拠がわからない、前より上がった、の3つに分かれる
・目的、内訳、成果、条件、進め方の5つの面で、12の項目を確認する
・「いいえ」が多い面から手をつけ、金額の判断は目的と成果を決めてから行う
・社内で判断できない部分は、見積もりの比較や第三者の診断で材料を集める
具体的な見直しの方法は広告費削減の7つの方法、成果の測り方は広告の効果測定のやり方をご覧ください。

