「タイアップ記事と普通の広告は、何が違うの?」
「費用はどれくらい?『PR』と書かないといけないの?」
結論から申し上げると、タイアップ記事は、雑誌の編集部やライターが、記事と同じトーンで商品を紹介する広告です。純広告より商品の魅力や使い方をじっくり伝えられます。費用は「掲載料+制作費」で、公開されている媒体資料では制作費は1ページあたり30万円台からが目安です。2023年10月からはステルスマーケティング規制が始まり、タイアップ記事には「PR」などの表記が入ります。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、タイアップ記事の特徴、純広告との違い、費用、進め方と表示のルールをまとめます。
タイアップ記事とは
タイアップ記事(記事広告)は、広告主が費用を出し、雑誌の編集部やライター、カメラマンが記事として制作する広告です。雑誌の誌面と同じデザインや語り口で、商品の使い方、開発の背景、使った人の声などを紹介します。
純広告との違い
| 純広告 | タイアップ記事 | |
|---|---|---|
| 誰が作るか | 広告主(または広告会社) | 雑誌の編集部・ライター |
| 見え方 | 広告らしいデザイン | 雑誌の記事と同じトーン(「PR」などの表記あり) |
| 向いていること | ブランドのイメージ、新商品の認知 | 商品の魅力や使い方をじっくり伝える |
| 費用 | 掲載料(原稿の制作費は別) | 掲載料+制作費 |
| 申込の締切 | 発売の1か月半〜2か月前ごろ | 発売の3か月前ごろ |
費用の目安(公開されている媒体資料の例)
| 雑誌 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 集英社(LEE・non-no) | タイアップの制作費 | 1ページあたり37.5万円(掲載料は別) |
| Pen | 編集タイアップの制作費 | 1ページあたり30万円(税別・掲載料は別) |
| LEE web | WEB版の記事タイアップ(素材入稿型) | 100万円(制作費込み) |
| Pen Online | WEB版のNewsタイアップ | 100万円(制作費込み) |
※各出版社が公開している媒体資料より(2026年10月に確認)。撮影の規模やモデルの起用などで費用は変わります。
「PR」表記とステルスマーケティング規制
2023年10月1日から、景品表示法にもとづくステルスマーケティング規制が始まりました。広告であるのに、広告であることがわからない表示は規制の対象になります。消費者庁の運用基準では、「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」などの文言で、広告であることを明瞭に示す例が挙げられています。
タイアップ記事は広告主が内容の決定に関わるため、広告であることを示す表記が必要です。出版社の多くは、タイアップのページに「PR」などの表記を入れるルールを設けています。表記が小さすぎたり、見えにくい位置にあったりすると「不明瞭」とされるため、雑誌のルールに沿って表示します。
タイアップ記事の進め方
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 雑誌と号を決める | 商品と届けたい人に合う雑誌、特集の号を選ぶ |
| 2. 申し込み | 発売の3か月前ごろまでに申し込む |
| 3. 企画のすり合わせ | 編集部と、伝えたいこと、構成、撮影の内容を決める |
| 4. 撮影・取材 | 商品の撮影、モデルの起用、開発者への取材など |
| 5. 原稿の確認 | 広告主が内容を確認し、修正を伝える |
| 6. 発売 | 発売後、WEB版やSNSでの二次利用ができる場合もある |
成功させるポイント
・伝えたいことを1つに絞る:あれもこれも詰め込むと、記事の魅力が弱くなります。
・雑誌のトーンを尊重する:読者に信頼されている雑誌の語り口を生かすほど、自然に読まれます。
・二次利用の条件を確かめる:記事や写真を自社サイトや店頭で使えるか、期間や範囲を事前に確認します。
まとめ:記事の形で、じっくり伝える
・タイアップ記事は、編集部が記事の形で商品を紹介する広告
・費用は掲載料+制作費。制作費は1ページ30万円台からが目安
・2023年10月からステマ規制があり、「PR」などの表記が入る
・申し込みは発売の3か月前ごろまで。伝えたいことを1つに絞る
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