雑誌広告のスケジュール|申込締切・入稿・発売日と「月号」の注意点

「雑誌広告は、いつまでに申し込めば間に合うの?」

「『10月号』なのに9月に発売されるのはなぜ?」

結論から申し上げると、雑誌広告は申し込みの締切が早く、公開されている出版社の目安では、月刊誌の純広告は発売日の40〜45日前、タイアップ記事は発売日の65日前ごろが申込締切です。さらに、雑誌の「〇月号」は、その月より前に発売されるのが一般的です。広告を出したい時期から「発売日」を確かめ、そこから申し込み、制作、入稿の締切を逆算して計画します。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、雑誌広告のスケジュールの基本、「月号」と発売日の関係、逆算のしかたと注意点をまとめます。

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雑誌広告の締切の目安

集英社が公開している「雑誌原稿制作上のお願い」(2026年10月に確認)では、締切の目安を次のように示しています。

項目締切の目安(集英社)
月刊誌の純広告の申込発売日の40〜45日前
月2回・隔週刊のコミック誌、週刊誌(一部)の純広告の申込発売日の40日前
タイアップの申込発売日の65日前
純広告の入稿(オンライン)発売日の20〜25日前
純広告の入稿(オフライン)オンラインの校了日の1〜2日前

※営業日を基準にした目安です。雑誌ごとの正確な日付は、各媒体の進行表で確かめます。

同じ資料では、GW、お盆、年末年始をはさむ場合はスケジュールが大きく変わり、申込締切も早まると案内しています。また、純広告・タイアップとも、正式に発注したあとのキャンセルは受け付けず、取りやめても料金がかかるとしています。

「月号」と発売日の関係

雑誌の「〇月号」は、その月より前に発売されることが一般的です。集英社が公開している2026年の各誌の発売日一覧(2026年10月に確認)から、いくつか例を挙げます。

雑誌号発売日
LEE10月号9月7日
LEE12月号11月6日
non-no12月号10月20日
BAILA12月号10月28日

雑誌によって、何か月前に発売されるかは違います。また、「8・9月合併号」「1・2月合併号」のように、2か月分を1冊にまとめる号もあります。広告を出したい時期は、「何月号か」ではなく「何日に発売されるか」で考えます。

実際の進行表の例

集英社のLEEの媒体ページに掲載されている進行表(2026年9月1日更新、2026年10月に確認)では、10月号のスケジュールは次のとおりです。

項目日付発売日から見た時期
タイアップの申込締切6月5日約3か月前
純広告の申込締切7月24日約1か月半前
オンライン校了日8月12日約4週間前
純広告の校了日8月13日約3週間半前
発売日9月7日—

つまり、9月上旬に店頭に並ぶ広告のために、タイアップは6月上旬、純広告でも7月下旬には申し込みが必要です。秋の新商品を9月に知らせたい場合、夏の前には動き始める必要があります。

発売日から逆算する手順

手順やること
1. 届けたい時期を決める商品の発売、セール、季節の需要など、読者に見てほしい時期を決める
2. 発売日を確かめるその時期に店頭に並ぶ号と発売日を、発売日一覧や進行表で確かめる
3. 申込締切を確かめる純広告かタイアップかで、申込締切を確かめる
4. 制作の期間を足す純広告は原稿の制作と社内の確認、タイアップは企画のすり合わせと撮影の期間を見込む
5. 社内の決定の期間を足す予算の承認や、表現の確認にかかる日数を見込む

純広告の原稿を新しく作る場合、撮影やデザインの検討を含めると、申込締切の前から制作の準備を始める必要があります。結果として、純広告は発売の2か月ほど前、タイアップは3か月以上前から動き始めると安心です。

スケジュールの例:秋に新商品を知らせたい場合

9月上旬に発売される月刊誌に、純広告とタイアップを出す場合の流れの例です。日付は、先ほどのLEE 10月号の進行表を参考にした、説明のための例です。

時期純広告タイアップ
5月雑誌と号の検討、予算の確保雑誌と号の検討、編集部への相談
6月上旬—申し込み・発注。オリエン(説明の打ち合わせ)
6〜7月原稿の企画・撮影・デザイン構成案の確認、撮影・取材
7月下旬申し込み・発注原稿の確認・修正
8月中旬出版社の確認を経て入稿・校了校了
9月上旬発売発売。WEB版への掲載

このように、9月の発売に向けて、5月には動き始めることになります。新商品の発売日が決まったら、その時点で雑誌のスケジュールを確かめるのがおすすめです。

季節の商品と雑誌の時期

雑誌は、季節を先取りした特集を組むことがよくあります。夏の商品の特集は春から初夏に、冬の商品の特集は秋に発売される号に載ることがあります。商品の売れる時期より少し早く、読者が「次の季節の準備」を考えるタイミングで見てもらえるのが、雑誌の特徴です。

出版社は、先の号の特集予定を広告主向けに案内していることがあります。たとえばLEEの媒体ページでは、2026年12月号の「家電アワード2026」特集や、2027年1・2月合併号の「クルマ」特集の案内を載せています。特集の予定を早めに確かめると、商品に合う号を選べます。

電子版への転載の連絡にも締切がある

紙の広告を電子版にも載せたい場合、その連絡にも締切があります。集英社の案内では、電子書店で販売する電子版への純広告の転載を希望する場合、各誌の発売日の25日前までの連絡が必要です。読み放題サービス向けの電子版への掲載は、広告の発注と同時に連絡するよう案内しています。

専門誌や週刊誌の場合

締切は雑誌の種類によっても違います。たとえば、税務研究会の月刊誌「国際税務」は毎月5日発行で、入稿の締切は前月10日です(2026年10月に確認)。集英社の資料では、週刊少年ジャンプの純広告の申込締切は発売日の8週間前とされています。雑誌ごとに必ず進行表を確かめます。

よくある質問

Q. 締切を過ぎてしまいました。もう出せませんか?

枠に空きがあれば相談できる場合もありますが、確実ではありません。次の号や、ほかの雑誌、雑誌のWEB版など、締切の近いものを含めて代わりの方法を検討します。

Q. 発注したあとで内容を変えることはできますか?

純広告の原稿は、入稿の締切までなら差し替えられることがあります。タイアップは、制作が始まったあとに広告主の都合で企画を変えると、制作の実費がかかる場合があります(集英社の資料より)。発注の前に、内容と社内の確認を固めておきます。

まとめ:「月号」ではなく「発売日」から逆算する

・公開されている目安では、月刊誌の純広告の申込は発売日の40〜45日前、タイアップは65日前ごろ

・「〇月号」はその月より前に発売されることが一般的。発売日で考える

・届けたい時期→発売日→申込締切→制作→社内の決定の順で逆算する。純広告は2か月前、タイアップは3か月以上前から動く

・連休前は締切が早まる。発注後はキャンセルできない場合があるため、内容を固めてから発注する

雑誌広告の全体像は雑誌広告とは、タイアップの進め方は雑誌のタイアップ記事とはをご覧ください。

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