【2026年冬】シネアド出稿スケジュール完全ガイド|12月〜1月の映画館CMを放映日から逆算する方法

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「年末年始の映画館は混みそうだから、そこにCMを出したい」

「でも、12月の上映に間に合わせるには、いつまでに動けばいいの?」

結論から申し上げると、シネアド(映画館広告)の冬出稿は、上映を始めたい金曜日のおよそ4週前が申込の目安です。そして冬は、年末年始の休業で稼働日が減るため、実質的な締切がカレンダーの日付よりも前倒しになります。ここを読み違えると、狙っていた大型作品の公開週をまるごと逃してしまいます。

この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、冬(12月〜2027年1月)のシネアドを放映日から逆算する手順、上映開始日ごとの締切カレンダー、冬の注目作品と狙えるターゲットを、プロの視点で徹底解説します。

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目次

冬(12月〜1月)のシネアドが狙い目になる3つの理由

まず、なぜ冬にシネアドを検討する価値があるのかを整理しておきます。理由は大きく3つです。

① 冬休み・年末年始で「同伴者のいる来場」が増える

日本映画製作者連盟の全国映画概況によれば、2025年の映画館の入場人員は約1億8,875万人、興行収入は約2,744億円でした。この年間需要のなかで、学校の冬休みと年末年始の連休が重なる12月下旬から1月上旬は、映画館が家族連れ・カップル・友人グループでにぎわう時期にあたります。

シネアドの価値は単純な人数だけではありません。同伴者がいる来場は、鑑賞後の会話のなかで広告の内容が話題になりやすいという特性があります。「あのCM、うちの近所じゃない?」という一言が生まれる確率は、ひとりでスマホを見ている状態よりも明らかに高いはずです。

② 大型タイトルが週替わりで並び、作品指定の設計がしやすい

冬興行は、話題作が金曜日ごとに切り替わる構造になっています。2026年冬から2027年正月にかけても、アニメの劇場版、ハリウッド大作、国内シリーズ作の続編が並ぶラインナップが公開予定として告知されています(詳細は後段の表で整理します)。

作品の性格がはっきりしていると、「どの作品の前に流すか」というターゲティングの精度が上がります。夏や秋に比べて冬は大型作品の輪郭が読みやすく、作品指定上映との相性が良いシーズンです。

③ 年始は「決意」と「買い替え」の需要期にあたる

1月は、ジムへの入会、車や住宅の検討開始、資格取得や学習の開始、転職活動の再開といった「新しく何かを始める」意思決定が集中する時期です。広告の受け皿となる行動意欲がもともと高いため、暗闇の巨大スクリーンで15秒〜30秒を強制視認してもらう価値が相対的に大きくなります。

冬のシネアドは「人が多いから出す」のではなく、「同伴者がいる・作品が読める・年始の行動意欲が高い」という3条件が重なるから出す、と考えると設計を間違えません。

冬のシネアドは、来場のボリュームだけでなく「話題化しやすい鑑賞環境」「作品指定のしやすさ」「年始の行動意欲」という3点で有利なシーズンです。

結論:冬出稿の申込デッドラインは「上映開始日の4週前」

シネアドは、申し込んでから翌週に流せる媒体ではありません。上映枠の確定、CM素材のDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)変換、興行会社への納品という工程を挟むためです。

業界の標準的な進行として公開されているスケジュールを整理すると、以下のようになります。

タイミングやること遅れた場合の影響
上映4週前〜上映プランの作成・決定、上映枠の申込み希望劇場・希望作品の枠が埋まる
上映2週前上映枠の確定劇場の変更・縮小が発生する
上映12日前CMデータ(MOVファイル)の納品、DCP変換作業上映開始日を1週後ろにずらす必要が出る
上映9日前DCPデータを興行会社へ納品上映開始に間に合わない
上映5日前モニター券の発行など最終準備確認手段が確保できない
上映開始(金曜)上映スタート–

※上記は業界で公開されている標準進行の一例です。実際の締切は劇場チェーン・作品・時期によって前後するため、冬の出稿は「4週前」ではなく「5〜6週前に相談を始める」ことを強くおすすめします。

料金の考え方や予算別のシミュレーションについては、映画館広告(シネアド)は実はコスパ最強? もあわせてご覧ください。

冬のシネアドは「上映開始日の4週前に申込、12日前に素材納品」が標準進行です。余裕を見て5〜6週前から相談を始めるのが安全です。

ステップ1:上映開始日を決める(金曜スタートが原則)

シネアドの上映開始日は、金曜日(または映画の公開曜日)スタート、終了日は木曜日が基本です。つまり、出稿の起点は「どの金曜日から流すか」の一点に集約されます。

2026年冬から2027年1月にかけての主な公開週と、そこから逆算した申込・素材納品の目安を並べると次のとおりです。

上映開始(金)申込目安(4週前)素材納品目安(12日前)注意点
2026年12月4日11月6日ごろ11月22日ごろ冬シーズンの入口。年内で最も動きやすい週
2026年12月11日11月13日ごろ11月29日ごろアニメ大作の公開週にあたる
2026年12月18日11月20日ごろ12月6日ごろ冬興行の本命週。枠の競合が激しい
2026年12月25日11月27日ごろ12月13日ごろクリスマス〜年末。ファミリー・カップル需要
2027年1月8日12月11日ごろ12月27日ごろ素材納品が年末進行に直撃する
2027年1月15日12月18日ごろ2027年1月3日ごろ年末年始休業をまたぐため実質12月中旬が締切
2027年1月22日12月25日ごろ1月10日ごろ年始の需要を拾いやすい週
2027年1月29日2027年1月1日ごろ1月17日ごろ申込目安が元日にあたるため前倒し必須
最大の落とし穴は「1月スタート」です。1月8日・1月15日スタートは、素材納品の目安が年末年始休業の期間に重なります。カレンダー上は間に合っていても、制作会社・変換工程・興行会社の稼働日が止まるため、実務上は12月中旬までに素材まで固めておく必要があります。

秋シーズンの逆算の考え方は シネアド秋出稿の締切はいつ?9〜11月の逆算スケジュール完全ガイド で解説しています。基本の考え方は同じで、冬は「休業日の分だけ前倒し」という補正が入る点が違いです。

起点は「どの金曜日から流すか」。1月スタートは年末年始の休業をまたぐため、12月中旬までに素材を固めるのが実務上の締切です。

ステップ2:劇場・尺・期間を決める(15秒は4週、30秒は2週)

上映開始日が決まったら、次は「どこで・何秒を・どれだけ」の設計です。シネアドの基本セットは以下のとおりです。

  • 15秒CM:4週間が基本。認知の反復に向く
  • 30秒CM:2週間が基本。商品説明やストーリー性を持たせやすい
  • 60秒以上の長尺:興行会社が定める上映枠(タイム)の範囲内で相談可能

上映方式は大きく2種類です。

方式内容向いているケース
全スクリーン上映対象劇場のすべてのスクリーンで上映商圏内の全来場者にリーチしたい地域店舗・自治体
作品指定上映ターゲットに合う作品のスクリーンだけで上映客層を絞りたい商材。冬は大型作品の性格が読みやすく有利

上映回数のイメージも押さえておきましょう。業界で公開されている目安では、シネコンでは1スクリーンあたり1日5〜6回、ロードショー館では1日3〜4回の上映が平均とされています。10スクリーンのシネコンで2週間の全スクリーン上映を行った場合、単純計算で700〜840回の上映機会になります。話題作の公開直後は、作品指定でも1日10回以上上映されることがあります。

劇場ごとの客層の違いは、映画館の客層は?4,500万人の来場者データとシネアド活用術 で詳しく整理しています。

15秒4週・30秒2週が基本形。冬は作品の性格が読みやすいため、作品指定上映で客層を絞る設計が機能しやすくなります。

ステップ3:クリエイティブを用意する(冬素材の3つの注意点)

シネアドの素材は、オンエアフォーマット用のCMデータをMOVファイルで用意し、そこからDCPに変換して劇場に納品します。新規制作が必須というわけではなく、既存のテレビCMやWeb動画を流用してスモールスタートすることも可能です。

そのうえで、冬出稿ならではの注意点が3つあります。

① 季節表現の賞味期限に注意する

「年末」「クリスマス」「年内限り」といった表現を入れると、1月に入った瞬間に違和感が出ます。15秒CMを4週間流す場合、12月中旬スタートなら上映期間は1月上旬までかかります。季節表現は上映終了日まで成立するかどうかで判断してください。

② 「新年」訴求は1月スタートに寄せる

逆に、「新しい一年を」「今年こそ」という年始の決意に寄せた訴求は、1月8日・1月15日スタートに合わせるほうが刺さります。12月と1月で2本のバリエーションを用意できるなら理想的ですが、予算が限られる場合は季節を語らない汎用版を1本用意するのが現実解です。

③ 冒頭5秒でブランドと商圏を出す

映画館は暗闇のクローズドな空間で、ながら見ができない環境です。それでも、CMの後半まで我慢して見てもらう前提で設計するのは危険です。冒頭5秒で「何のブランドか」と「どこの店・どのエリアか」を提示すると、劇場を出た後の検索や来店につながりやすくなります。

既存素材の流用でスモールスタートは可能です。ただし季節表現の賞味期限と、冒頭5秒でのブランド・商圏の提示は必ず確認してください。

ステップ4:考査・DCP変換・入稿(12日前と9日前が山場)

素材が固まったら、上映12日前までにCMデータを納品し、DCP変換作業に入ります。変換されたDCPデータは上映9日前に興行会社へ納品され、内容の確認を経て上映が始まります。

冬に特に注意すべき点は次の2つです。

  1. 年末年始は稼働日が減る:12月29日〜1月3日前後は制作・変換・興行会社のいずれも稼働が落ちます。1月上旬・中旬スタートを狙う場合、実務上の締切は12月中旬とみなしてください。
  2. 修正が発生する前提で余裕を持つ:表現の確認で修正が入ると、素材の再納品と再変換が必要になります。年末進行では、この1往復ぶんの余裕が確保できないケースが多くあります。

素材サイズ・音声基準・アスペクト比などの技術要件は、シネアド(映画館広告)の入稿規定ガイド に整理しています。冬の出稿を検討している段階で、先に技術要件だけ確認しておくと手戻りを防げます。

12日前の素材納品と9日前のDCP納品が山場です。冬は稼働日が減るため、修正1往復ぶんの余裕を必ず織り込んでください。

2026年冬〜2027年正月の注目作品と狙えるターゲット

作品指定上映を検討する場合、どの週にどんな作品が並ぶのかを把握しておく必要があります。2026年8月時点で公開予定として告知されている主な作品を、想定される来場者層とあわせて整理しました。

公開日作品(一部)想定される来場者層相性のよい業種例
2026年12月4日ビリーと魔法のはじまり/お姉ちゃんの翠くんファミリー、10〜20代女性商業施設、学習塾、美容・コスメ
2026年12月11日劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝アニメファン、10〜30代エンタメ、飲食、EC・D2C
2026年12月18日アベンジャーズ/ドゥームズデイ/デューン 砂の惑星PART320〜40代男性中心の幅広い層自動車、通信、金融、採用ブランディング
2026年12月25日BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる/ジュマンジ/オープンワールド/SUKIYAKI 上を向いて歩こう30〜60代、ファミリー住宅・不動産、保険、旅行、地域店舗
2027年1月8日映画 九条の大罪/高校生家族20〜40代、若年層人材・転職、資格スクール、フィットネス
2027年1月15日劇場版「虎に翼」/ビーキーパー240代以上、幅広い層医療・クリニック、自治体、シニア向け商材
2027年1月29日カイジ 人生リベンジゲーム20〜40代男性中心金融、ゲーム、飲食

※作品情報・公開日は2026年8月時点の公開予定に基づくものです。公開日は変更される可能性があり、また作品指定上映の可否は劇場・配給の条件によって異なります。実際の出稿設計時には、必ず最新の編成をご確認ください。

年末年始は、ファミリー向けアニメと大人向けの大作が同じ劇場に並びます。同じ劇場でも、どの作品の前に流すかで届く層が大きく変わるのが冬シーズンの特徴です。

冬は作品ごとの客層の差が大きいシーズンです。作品指定上映を使えば、同一劇場でもターゲットを切り分けられます。

業種別|冬のシネアドが効く5つのパターン

① フィットネス・スクール系(年始の入会需要)

1月は入会検討が集中する月です。1月8日・1月15日スタートで15秒を4週間流し、店舗名と最寄駅を明示する設計が基本形になります。

② 自動車・住宅・リフォーム(年始の大型検討)

高単価の検討は、家族で話し合う時期に動き出します。同伴者のいる冬の来場環境は、この「家庭内での話題化」と相性が良い設計です。12月18日・12月25日週の大作前が狙い目です。

③ 学習塾・予備校・専門学校(受験期と新年度)

1月〜2月は受験直前期と新年度の資料請求期が重なります。ファミリー来場の多い週に商圏内の劇場でジャックする形が有効です。

④ 商業施設・地域店舗(年末年始セール)

映画館は商業施設に併設されているケースが多く、上映後の来店距離が物理的に近いという強みがあります。年末年始のセール告知は、上映終了日がセール終了日を超えないよう期間設計に注意してください。

⑤ 人材・採用(1〜3月の転職・就活期)

年始は転職活動が動き出す時期です。地方の採用では、ターゲットが集まる商圏の劇場を絞って出稿することで、無駄撃ちゼロに近い形で認知を取ることができます。

冬は「年始の意思決定」に紐づく業種と相性が良好です。上映期間とキャンペーン期間のズレだけは事前に確認してください。

冬出稿でよくある3つの失敗とFAQ

失敗1:1月スタートの相談を12月下旬に始めてしまう

最も多いパターンです。1月中旬スタートは、逆算すると年末年始休業に素材納品が重なります。12月に入ってからの相談では、1月上旬・中旬の枠は現実的に押さえにくいとお考えください。

失敗2:人気作だけに作品指定を絞ってしまう

冬の本命週は枠の競合が激しくなります。第1希望の作品が押さえられなかった場合に備えて、同じ客層を持つ第2・第3候補の作品や、全スクリーン上映への切り替えを想定しておくと安全です。

失敗3:季節限定表現で素材を使い回せなくする

「年末大感謝祭」のような表現を入れると、その素材は12月にしか使えません。冬に初めてシネアドを試すのであれば、季節を語らない汎用版を1本作っておくと、春以降も同じ素材で継続出稿できます。

FAQ

  • Q. 12月から始めて、そのまま2月まで継続できますか? A. 可能です。15秒4週を継続する形が一般的で、期間が延びるほど1週あたりの単価は下げやすくなります。
  • Q. 予算はどのくらいから始められますか? A. 劇場規模・尺・期間によりますが、条件が合えば数万円台からのスモールスタートも選択肢になります。具体的な金額は空き枠の状況で変わるため、個別にお見積りをお出ししています。
  • Q. 素材がまだありません。冬に間に合いますか? A. 制作からのご相談も可能ですが、逆算すると11月中の着手が現実的なラインです。既存のWeb動画やテレビCMがあれば、それを短尺化する方法が最短です。
  • Q. 作品指定と全スクリーンはどちらが得ですか? A. 目的次第です。商圏内の到達量を最大化したいなら全スクリーン、客層を絞りたいなら作品指定が向いています。

冬の失敗はほぼすべて「相談の開始が遅い」ことに起因します。逆算表を見て、上映開始日の5〜6週前に動き出せているかを確認してください。

まとめ:冬のシネアドは『年末年始の休業をまたぐ前提で、5〜6週前から動く』

冬のシネアド出稿のポイントを整理します。

・申込の目安は上映開始日の4週前、素材納品は12日前、DCP納品は9日前

・上映開始は金曜スタート・木曜終了が基本。起点は「どの金曜日か」

・1月スタートは年末年始休業をまたぐため、実務上は12月中旬が締切

・冬は作品の性格が読みやすく、作品指定上映でターゲットを切り分けやすい

・季節限定表現は上映終了日まで成立するかで判断する

シネアドは、「中小企業だから無理」「うちの商圏では合わない」と諦めるにはあまりに惜しい、コスパと到達品質を両立した動画広告です。

フリーザロックエージェントでは、冬の空き枠のリアルタイム確認から、作品指定の候補設計、既存素材を活かしたクリエイティブ調整、DCP変換・入稿までワンストップでサポートしています。

「12月のこの週に出したいが、今からでも間に合うか」「予算内でどこまでできるか」といったご相談も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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