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「家から近い劇場?それとも一番大きなシネコン?何館くらい出せばいいの?」
結論から申し上げると、シネアドの劇場選びは「お客様が来てほしい場所」から逆算するのが基本です。有名な劇場や大きな劇場が、御社にとって最適とは限りません。商圏・客層・時期の3つをそろえて考えると、限られた予算でも狙いのぶれない出稿ができます。
この記事では、総合広告代理店フリーザロックエージェントが、シネアドの上映館を選ぶ5つの基準・館数と予算の考え方・選ぶ前に確認したいチェックリストを、プロの視点で徹底解説します。
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シネアドは「劇場を選んで出せる」広告
シネアド(映画館広告)とは、映画本編の上映前にスクリーンで流れる動画広告のことです。テレビCMが放送エリア単位で流れるのに対し、シネアドは劇場(上映館)を1館ずつ選んで出稿できるのが大きな特徴です。
日本映画製作者連盟の発表では、2024年の全国の映画館入場者数は約1億4,444万人でした。来場者の多くは劇場の周辺に住む人や、近くで買い物・仕事をする人です。つまり、どの劇場を選ぶかは「どのエリアの、どんな人に届けるか」を決めることと同じ意味を持ちます。
- 劇場を選ぶ:商圏に合う映画館だけに絞って出稿できる
- 期間を選ぶ:週単位で、繁忙期やキャンペーンに合わせて出稿できる
- 規模を選ぶ:1館のスモールスタートから、複数館・広域まで広げられる
出稿までの全体の流れは「映画館広告(シネアド)の流れと効果的な活用ガイド」で解説しています。
シネアドは劇場単位で選べるからこそ、劇場選びが出稿設計の出発点になります。
シネアドの劇場を選ぶ5つの基準
上映館を選ぶときは、次の5つの基準を順番に確認するのがおすすめです。

| 基準 | 確認すること | よくある判断の例 |
|---|---|---|
| ① 商圏との距離 | 店舗・拠点と劇場が同じ生活圏にあるか | 店舗と同じ市区町村か、隣接する市区町村の劇場を優先する |
| ② 立地と来場動線 | 劇場がどんな施設にあり、どう来場されるか | モール併設なら買い物客、駅前なら通勤・通学客を想定する |
| ③ 客層と作品 | 届けたい人が観る作品・時期に合っているか | ファミリー向けなら子ども向け作品の公開期に合わせる |
| ④ スクリーン数と上映回数 | 出稿する枠でどれくらい放映されるか | 全スクリーンか一部スクリーンかで接触の量が変わる |
| ⑤ 時期と館数 | いつ・何館に出すと予算に合うか | まず1館で試し、手応えを見て館数や期間を広げる |
5つの基準のうち、最初に決めるべきは「商圏」です。商圏が決まると、候補の劇場は自然と数館に絞られます。
基準①:店舗・拠点と同じ「商圏」にある劇場を選ぶ
本社ではなく「お客様が来る場所」で考える
劇場選びでいちばん多い失敗は、本社の近くの劇場を選んでしまうことです。来店型のビジネスであれば、基準にすべきは本社ではなく、お客様が実際に足を運ぶ店舗・展示場・教室・式場などの拠点です。複数の拠点がある場合は、売上を伸ばしたい拠点や、新しく開く拠点を優先します。
「同じ市区町村+隣接エリア」が目安
映画館の来場者は、劇場の周辺から車や電車で来る人が中心です。目安としては、拠点と同じ市区町村、または隣接する市区町村にある劇場を候補にすると、商圏とのずれが小さくなります。郊外のロードサイド型の店舗なら車で来られる範囲、都市部の店舗なら同じ沿線・同じターミナル駅の劇場、という考え方もできます。
新店舗・新拠点は「オープン日」から逆算する
新店舗の開業告知や新拠点の採用告知では、拠点の周辺劇場を選び、オープン日の前後に上映期間を合わせるのが基本です。進め方は「新店舗オープン・開業告知にシネアド(映画館広告)」で詳しく解説しています。
劇場選びは「お客様の生活圏に入り込むこと」です。地図の上で、拠点と劇場の位置関係を最初に確認しましょう。
基準②:劇場の立地と来場動線を見る
同じ商圏の中でも、劇場の立地によって来場者の過ごし方は変わります。

- ショッピングモール併設型:買い物と映画をセットで楽しむ家族連れ・カップルが多い傾向。モール内や近隣の店舗への来店促進と相性が良い
- 駅前・繁華街型:仕事帰りや学校帰りの来場が多い傾向。通勤・通学圏を広くカバーしたい場合に向く
- 郊外・ロードサイド型:車での来場が中心。広い範囲から人が集まるため、車で来店される業態と相性が良い
どのタイプが合うかは業種によって異なります。劇場の公式サイトで、併設施設・アクセス・駐車場の有無を確認しておくと判断しやすくなります。全国の映画館チェーンの特徴は「日本の映画館興行チェーン全一覧と業界地図」でまとめています。
立地の違いは「どんな気分で劇場に来ているか」の違いです。来場の動線と、御社のお客様の動線が重なる劇場を選びましょう。
基準③:届けたい客層と「作品・時期」を合わせる
同じ劇場でも、上映される作品によって来場者は大きく変わります。シネアドは作品の公開時期に合わせて期間を選ぶことで、届けたい客層に寄せることができます。
| 届けたい客層 | 合わせたい作品・時期の例 | 相性の良い業種の例 |
|---|---|---|
| ファミリー | アニメ・子ども向け作品、春休み・夏休み・冬休み | 住宅・学習塾・幼稚園・レジャー施設 |
| 10〜20代 | 話題の邦画・アニメ・シリーズ作品 | 専門学校・大学・採用・アプリ |
| カップル・夫婦 | 恋愛作品・話題作の公開週末 | 結婚式場・ジュエリー・飲食店 |
| 大人・シニア | 邦画の人間ドラマ・時代劇・洋画大作 | 自動車・金融機関・医療・リフォーム |
作品の客層はあくまで傾向で、公開前の作品は想定にとどまります。作品を指定できるかどうかは劇場や販売の形によって異なるため、出稿前に確認が必要です。
劇場で「どこに」を決め、作品と時期で「誰に」を寄せる。この2つを組み合わせるのがシネアドの劇場選びのコツです。
基準④:スクリーン数と上映回数を確認する
シネコン(複数のスクリーンを持つ映画館)では、どのスクリーンで、何回放映されるかによって広告に接触する人の数が変わります。出稿の前に、次の点を確認しておきましょう。
- 全スクリーンで放映されるのか、一部のスクリーンだけなのか
- 1日あたりの上映回数と、1週間の放映回数の目安
- スクリーンごとの座席数(大きいスクリーンほど1回あたりの来場者が多い傾向)
- 平日と週末で来場者の多さがどう違うか
スクリーン数の多い大型劇場は1館あたりの接触が多くなる一方、料金も上がる傾向があります。逆に、地域の中規模劇場は料金を抑えながら、商圏にぴったり合った人に届けられることもあります。劇場の規模と商圏の合い方は、セットで判断しましょう。
大きい劇場が常に正解ではありません。「商圏に合う人に、何回届くか」で比べるのがポイントです。
基準⑤:出稿時期と館数で予算を配分する
まずは1館・短期間で試す
初めてのシネアドなら、商圏にいちばん合う劇場1館から、5万円からのスモールスタートで試すのが現実的です。来店時のアンケートや指名検索の変化などで手応えを確認し、館数や期間を広げるかどうかを判断します。測り方は「シネアドの効果測定はどうやる?」で解説しています。
館数を増やすか、期間を延ばすか
| 配分の考え方 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 1館に集中・期間を長く | 単一店舗・地域密着型で、同じ商圏で繰り返し届けたい | 同じ人に何度も届く分、新しい人への広がりは限られる |
| 複数館に分散・期間は短く | 複数店舗・広域の商圏で、一気に認知を広げたい | 商圏と合わない劇場が混ざらないよう、1館ずつ確認する |
| 繁忙期だけ館数を増やす | 入学・新生活・年末商戦など、時期で需要が変わる | 繁忙期は早めに枠が埋まるため、余裕をもって申し込む |
夏休み(7〜8月)や年末年始(12月)は話題作が集まり来場者が増える時期で、早めの申し込みがおすすめです。料金の仕組みは「シネアド料金の完全ガイド」をご覧ください。
予算は「館数×期間×時期」の組み合わせで決まります。最初は小さく試し、結果を見て広げるのが失敗の少ない進め方です。
劇場を選ぶ前に確認したいチェックリスト
劇場を決める前に、次の項目を社内で整理しておくと、代理店への相談や見積もりがスムーズになります。

- □ 来店・来場してほしい拠点(店舗・展示場・教室など)の住所
- □ お客様が主に住んでいるエリア(市区町村単位)
- □ 届けたい客層(年代・家族構成など)
- □ 出稿したい時期と、その理由(オープン・キャンペーン・繁忙期など)
- □ 用意できる予算の上限
- □ 広告素材の有無(既存のCM・動画を使えるか、新しく作るか)
- □ 出稿後に何で手応えを確認するか(アンケート・クーポン・問い合わせ数など)
この7項目がそろっていれば、候補の劇場と概算費用をすぐに具体化できます。
シネアドの劇場選びでよくある質問
Q. 1館だけでも出稿できますか?
はい、1館から出稿できます。初めての方は、商圏にいちばん合う劇場1館で試し、結果を見て広げる方法がおすすめです。
Q. 違うチェーンの劇場を組み合わせられますか?
可能です。商圏に複数のチェーンの劇場がある場合でも、代理店を通じてまとめて手配できます。チェーンごとに販売の単位や申し込みの締め切りが異なるため、まとめて相談すると調整の手間を減らせます。
Q. 特定の作品の上映前だけに流せますか?
劇場や販売の形によって異なります。作品を指定できる場合と、劇場・スクリーン単位での出稿になる場合があるため、出稿前に確認しましょう。
Q. 商圏に映画館がない場合はどうすればいいですか?
お客様が週末に出かける近隣の都市の劇場を候補にする方法があります。車で来店される業態なら、少し離れた郊外型の劇場が商圏と重なることもあります。
迷ったときは、拠点の住所と予算を伝えて、候補の劇場を出してもらうのが近道です。
まとめ:シネアドの劇場選びは『お客様の生活圏から逆算する』
・劇場は本社ではなく、お客様が来る店舗・拠点の商圏から選ぶ
・立地(モール・駅前・郊外)と来場動線が、御社のお客様と重なるかを見る
・作品と時期で、届けたい客層に寄せる
・スクリーン数と上映回数は「商圏に合う人に何回届くか」で比べる
・まずは1館・5万円からで試し、手応えを見て館数と期間を広げる
シネアドは、「中小企業だから無理」「ニッチな商材だから合わない」と諦めるにはあまりに惜しい、コスパと到達品質を両立した動画広告です。
フリーザロックエージェントでは、店舗・拠点の住所とご予算をうかがい、商圏に合う劇場の候補と概算費用をご提案しています。空き枠の確認から制作・入稿までワンストップでサポートします。
「うちの店舗の近くだと、どの劇場がいい?」というご相談も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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