【2026年最新】109シネマズの広告(シネアド)出稿ガイド|3種のスクリーン広告と料金の考え方

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「109シネマズに広告を出したいけれど、料金表がどこにも見当たらない」

「シネアドと幕間って、そもそも何が違うの?」

結論から申し上げると、109シネマズの広告(シネアド)には公開されている「定価表」はありません。ただし、劇場規模・上映期間・作品指定の有無といった料金を決める変数と、変換費・配信費といった付帯費用は媒体資料で明確に公表されています。仕組みさえ理解すれば、見積もりが出る前におおよその設計はできます。

この記事では、総合広告代理店であるフリーザロックエージェントが、109シネマズの劇場ネットワーク・3種類のスクリーン広告の違い・入稿規定と申込の流れを、プロの視点で徹底解説します。

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目次

109シネマズとは?全国20劇場185スクリーンのシネコンチェーン

109シネマズは、株式会社東急レクリエーションが運営するシネマコンプレックスチェーンです。同社が公開しているシアタープロモーションのメディアガイドによれば、2026年3月時点で全国20劇場・185スクリーンを展開しています。

広告媒体として見たときに重要なのは、この規模が「どれだけの人に、どんな状態で届くか」です。公表されている来場者データは次のとおりです。

項目数値出典・時点
劇場数全国20劇場2026年3月時点
スクリーン数185スクリーン2026年3月時点
年間動員数約1,150万人2025年実績
1日あたり来場者約3.1万人2025年実績
年間上映作品数約600作品2025年実績
来場者の男女比男性4:女性6109シネマズ会員の2025年鑑賞実績

注目したいのは男女比が4対6で、女性比率がやや高い点です。これは同社が会員の鑑賞実績をもとに公表している数値で、女性向け商材やファミリー層向けサービスとの相性を考えるうえで有力な手がかりになります。また同社は、2025年のGMO顧客満足度ランキングの映画館カテゴリで総合1位を獲得したことも公表しています。

109シネマズは、IMAXレーザーやULTRA 4DX、ScreenX、そして音楽家の坂本龍一氏が監修した独自音響システム「SAION」など、上映設備に力を入れているチェーンでもあります。シネアド(映画館広告)は巨大スクリーンと大音量で再生される広告ですから、上映環境のクオリティはそのまま広告の体感品質に直結します。

なお2023年4月には、従来のシネコンの枠を超えた新ブランド「109シネマズプレミアム新宿」(東急歌舞伎町タワー内、8スクリーン752席)がオープンしています。こちらは全席プレミアムシート・ウェルカムコンセッション付きという特殊な業態で、プロモーションについても専用の媒体資料が用意されています。

109シネマズは全国20劇場185スクリーン、年間約1,150万人を動員するチェーンで、女性比率がやや高い来場者構成と高品質な上映環境が広告媒体としての強みです。

109シネマズの広告メニュー「シアタープロモーション」の全体像

109シネマズでは、劇場内で展開できる広告・販促メニューを総称して「シアタープロモーション」と呼んでいます。スクリーンに映すCMだけでなく、ロビーや化粧室まで含めた導線全体を使えるのが映画館の特徴です。

メニュー接触タイミング主な特徴
スクリーン広告着席後〜本編直前暗転した空間で強制視認性が高い。3種類から選択
入場時サンプリングシアター入場口(もぎり)スタッフが手渡し。100%近い到達率が期待できる
ブースプロモーションロビー滞留中1日1社限定。対面で説明・体験訴求ができる
チラシ/ポスター/什器設置ロビー・館内B5程度のチラシ、B1程度のポスター、POPスタンド、サイネージ
レストルーム広告鑑賞前後ミラー前・個室内など。同時期1社限定
その他退場時・特定劇場限定退場時サンプリング、パウダールーム広告、車両展示など

同社の媒体資料では、これらを「プロモーションミックス」として組み合わせることでシナジー効果が最大化すると説明されています。たとえば「鑑賞前にシネアドで認知させ、退場時にサンプリングで実物を渡す」といった設計です。単発でCMを流すよりも、記憶の定着と行動喚起の両方を狙えます。

シネアドそのものの基本については、こちらの記事もあわせてご覧ください。>> シネアドとは?効果や費用相場、メリット・デメリットまで広告代理店が徹底解説

109シネマズの広告はスクリーンだけでなく、サンプリング・ブース・レストルームまで含めた導線全体を使えます。複数メニューの組み合わせが基本設計です。

109シネマズのスクリーン広告は3種類|シネアド・本編直前シネアド・幕間の違い

109シネマズの広告のなかで、最も問い合わせが多いのがスクリーン広告です。ここが他チェーンと比べても分かりやすく整理されており、3種類から選べる構成になっています。まず、映画館の上映開始前がどういう時間割になっているかを押さえましょう。

  1. 入場開始(上映開始の約15分前)
  2. 上映開始 ― ここから約10分が「幕間」の時間帯
  3. 暗転 ― ここから最大5分が「シネアド」の時間帯
  4. 予告編(約5分)
  5. 本編直前 ―「本編直前シネアド」の枠
  6. 本編スタート

1. シネアド(暗転後・予告編前)

照明が落ち、観客が「これから映画が始まる」と姿勢を正したタイミングで流れるCMです。109シネマズの資料では、この枠は最大5分と説明されています。スマートフォンを見る手も止まり、席を立つ人もいない、いわばながら見できない時間帯です。

シネアドは、実施期間中の全上映作品で流す「全スクリーンシネアド」と、狙った作品だけを選んで流す「作品指定シネアド」の2通りから選べます。ターゲットが明確な商材なら、作品指定で無駄撃ちゼロに近い出稿設計ができます。

2. 本編直前シネアド(同時期1社限定)

予告編がすべて終わり、まさに本編が始まる直前に流れる特別枠です。同社の媒体資料では同時期1社限定とされており、通常のシネアド以上の訴求効果が期待できると説明されています。観客の集中が最高潮に達する瞬間を、1社で独占する形のジャック型メニューです。全スクリーン・作品指定のどちらにも対応しています。

3. 幕間(入場開始〜上映開始)

観客が入場して着席するまでの、場内がまだ明るい時間帯に流れるCMです。集中度という点ではシネアドに劣りますが、同社の資料でもシネアドよりお手頃な価格帯と明記されており、長期出稿や長尺素材の上映に向いています。60秒・90秒といった尺で世界観を見せたい場合や、年間を通じて認知を積み上げたい場合の選択肢になります。

ただし注意点が2つあります。ひとつはIMAXシアターでは幕間の上映がないこと。もうひとつは最低出稿単位で、シネアドは1作品1週間から、幕間は全スクリーン4週間からの受付です。上映期間は金曜日開始・木曜日終了の1週間単位が基本となります。

種類流れるタイミング最低出稿単位向いているケース
シネアド暗転後・予告編前(最大5分枠)1作品1週間〜集中環境で確実に見せたい。作品指定も可能
本編直前シネアド予告編後・本編直前要相談(同時期1社限定)訴求効果を最大化したい。独占感を出したい
幕間入場開始〜上映開始(約10分)全スクリーン4週間〜長期出稿・長尺素材。コストを抑えたい
3種類の違いは「集中度」と「価格帯」のトレードオフです。短期で刺しにいくならシネアド、長期で積み上げるなら幕間、ここぞの勝負どころなら本編直前シネアドが基本の考え方になります。

109シネマズのスクリーン広告はシネアド・本編直前シネアド・幕間の3種類。集中度と価格帯のトレードオフで選び分けるのが基本です。

109シネマズの劇場一覧|スクリーン数・座席数で見る出稿先の選び方

109シネマズは、東急沿線を中心とした関東圏に厚く、東海・関西・中国・九州に主要拠点を持つ構成です。商圏を絞って出稿する場合は、スクリーン数と座席数が露出量の目安になります。

地区劇場名スクリーン数座席数
東北109シネマズ富谷(宮城)101,793
関東109シネマズ佐野(栃木)101,429
関東109シネマズ菖蒲(埼玉)111,670
関東109シネマズ木場(東京)81,377
関東109シネマズプレミアム新宿(東京)8752
関東109シネマズ二子玉川(東京)101,665
関東109シネマズグランベリーパーク(東京)101,493
関東109シネマズ港北(神奈川)71,068
関東109シネマズゆめが丘(神奈川)101,273
関東109シネマズ川崎(神奈川)101,838
関東109シネマズ湘南(神奈川)102,045
関東ムービル(神奈川)※2026年9月末閉館予定51,953
東海109シネマズ名古屋(愛知)101,736
東海109シネマズ四日市(三重)91,444
東海109シネマズ明和(三重)81,651
関西109シネマズ大阪エキスポシティ(大阪)111,884
関西109シネマズ箕面(大阪)91,431
関西109シネマズHAT神戸(兵庫)101,795
中国109シネマズ広島91,470
九州109シネマズ佐賀101,631

※上記は109シネマズのメディアガイド掲載値です。ムービルは2026年9月末に閉館予定と同資料に記載があるため、出稿計画時は最新の劇場ラインナップをご確認ください。

露出回数はどう試算するか

同社の媒体資料には、具体的な試算例が示されています。109シネマズ川崎(10スクリーン)で全スクリーンシネアドを2週間上映した場合、約5回×10スクリーン×14日=約700回の上映になるという計算です。

この「1スクリーンあたり1日約5回」という回転数が、映画館広告の露出量を見積もるときの基本単位になります。スクリーン数の多い菖蒲(11SC)や大阪エキスポシティ(11SC)であれば、同じ期間でもさらに露出回数は増えます。逆に、港北(7SC)のように商圏が明確な劇場を狙い撃ちすれば、コストを抑えながら狙ったエリアに集中投下できます。

エリア単位での出稿設計については、こちらの記事も参考になります。>> 【東京都内】シネアド完全攻略ガイド

109シネマズは関東圏に厚い劇場網です。スクリーン数×日数×1日約5回が露出量の基本試算式になります。

109シネマズの広告料金はどう決まる?公表されている費用と考え方

最初にお伝えしたとおり、109シネマズはスクリーン広告の出稿料そのものを公表していません。これはTOHOシネマズなど多くのシネコンチェーンと同様で、劇場・期間・作品指定の条件によって見積もりが変わる個別見積もり型だからです。

料金を左右する5つの変数

  1. 上映劇場 ― どの劇場で流すか、何劇場に展開するか
  2. 上映期間 ― 週単位(金曜開始・木曜終了)で何週間出すか
  3. 併映作品 ― 全作品で流すか、作品を指定するか
  4. スクリーン広告種類 ― シネアド/本編直前シネアド/幕間のどれか
  5. 上映秒数 ― 15秒・30秒・60秒など、素材の尺

これら5項目は、109シネマズの媒体資料に「実施条件の決定」として明記されている選択項目そのものです。問い合わせの段階でこの5つを決めておくと、見積もりのやり取りが一気に短くなります。

公表されている付帯費用(税別)

出稿料本体は非公開ですが、素材の変換費と配信費については金額が公表されています。ここは見積もりを読むうえで必ず押さえておきたい部分です。

費目金額(税別)備考
変換費30,000円/1素材DCP以外(QuickTime・mp4・mov)で入稿する場合
配信費(全スクリーン)30,000円/1劇場全スクリーンシネアド・幕間の場合
配信費(作品指定)20,000円/1劇場作品指定シネアドの場合
素材差替5,000円上映期間中の差し替えは別途DCP変換費と配信費も発生

つまり、DCP形式で入稿すれば変換費30,000円は不要です。1劇場・作品指定で出す場合、素材がDCPで用意できていれば付帯費用は配信費20,000円のみという計算になります。複数劇場に展開する場合は配信費が劇場数だけ積み上がるため、ここが見落としやすいコストです。

出稿料の相場観をどう持つか

109シネマズの出稿料は非公開のため断定はできませんが、参考として、料金を公表している他チェーンの水準を挙げておきます。ユナイテッド・シネマグループが公開している媒体資料では、作品指定シネアドの15秒・1週間が28,800円(税別)からと明示されています。また業界の媒体資料ポータルなどでは、全国規模で15秒を2週間展開する場合の目安として45万円前後からという数字も示されています。

いずれも109シネマズの料金ではありませんが、シネアドが「数万円から始められる媒体」であるという相場観自体は、チェーンを問わず共通しています。「映画館のCMは大企業のもの」というイメージは、実態とはかなりズレているのが正直なところです。

費用構造のより詳しい解説はこちらをご覧ください。>> 映画館広告(シネアド)は実はコスパ最強?費用の仕組みと「意外な安さ」を徹底解説

109シネマズの出稿料は非公開ですが、料金を決める5変数と、変換費30,000円・配信費20,000〜30,000円という付帯費用は公表されています。

109シネマズの入稿規定|素材の仕様と納品スケジュール

出稿を決めたあとに慌てがちなのが入稿です。109シネマズは素材規定と締切を明確に公表しているので、制作に入る前に必ず確認しておきましょう。

項目DCPで入稿する場合DCP以外(QuickTime・mp4・mov非圧縮)
ファイル形式DCP(デジタルシネマパッケージ)QuickTime・mp4・mov(非圧縮)
サイズ1,920×1,080ピクセル1,920×1,080ピクセル
フレームレート24fps推奨(30/23.98/29.97fpsも対応)24fps推奨(同左)
収録音声レベルラウドネス値 -24dB(テレビCM基準)ラウドネス値 -24dB(同左)
納品締切上映開始日の8日前まで(前週木曜まで)上映開始日の2週間前まで
変換費不要30,000円/1素材(税別)

1,920×1,080より小さいサイズだと画像が荒れる恐れがあると明記されている点、また60i/30Pから24Pへ変換すると映像がカクついて見える場合があるとされている点は、制作段階で共有しておきたい情報です。

セーフティエリアの考え方

映画館のスクリーンは劇場ごとにアスペクト比やマスキングが異なるため、画面の端が切れる可能性があります。109シネマズの規定ではセーフティエリアは85%以内、そしてタイトルや重要文字などは80%以内推奨とされています。

ここはテレビCM素材を流用するときに最も事故が起きやすいポイントです。電話番号やQRコード、サイトURLといった「切れたら意味がなくなる情報」は、必ず内側80%に収めてください。

納品締切は「上映開始日の8日前(前週木曜)」。上映が金曜スタートであることを踏まえると、制作スケジュールは上映開始の1か月前には動き出しておくのが安全です。

109シネマズの入稿はDCPなら8日前、それ以外は2週間前が締切。セーフティエリア85%・重要文字80%以内が事故防止の鍵です。

スクリーン広告以外のメニュー|サンプリング・ブース・レストルーム広告

109シネマズの広告の強みは、スクリーン以外の接点が細かく整理されていることです。実施条件が具体的に公表されているので、企画段階で精度の高い設計ができます。

入場時サンプリング

  • 配布場所:シアター入場口(もぎり)でチケット確認時にスタッフが手渡し
  • 配布対象:全員サンプリング/鑑賞作品を指定するセグメントサンプリング
  • 配布個数:1,000部〜(一部劇場は2,000部〜)
  • 配布サイズ:A4程度まで
  • 実施枠数:同時期2社程度まで
  • 納品:配布開始の前々日までに該当劇場へ

同社の資料では、映画作品の入場者プレゼントと一緒に手渡されることも多く、100%近い到達率が期待できると説明されています。受け取ったチラシを上映前の待ち時間に座席で読む人が多いという点も、紙媒体としては極めて有利な環境です。なお飲食物は退場時サンプリングでの実施となり、別途費用が発生します。

ブースプロモーション

ロビーの遊休スペースを使って、対面での説明や体験を提供するメニューです。スペースは4平方メートル前後を想定し、長机1台・椅子4脚の貸出が可能。1日1社限定のため、当日のロビーは実質的に自社だけの空間になります。実施前には劇場担当者立ち会いのもとで現地調査を行う流れです。

同社が挙げている実施事例には、動画配信サービスやカード会社の入会促進、携帯電話メーカーのタッチ&トライ、ゲームメーカーの試遊ブース、化粧品メーカーの肌チェックとハンドマッサージなどがあります。

チラシ・ポスター・什器設置

  • チラシ:B5程度
  • ポスター:B1程度
  • POPスタンド設置
  • サイネージ掲出:縦1,920×横1,080ピクセル
  • 納品締切:設置開始日の2日前程度

レストルーム広告

ミラー前(男女)、個室内(男女)、小便器前へのステッカー掲出やサンプル設置ができるメニューです。ステッカーはA5まで・弱粘着タイプ、納品は設置開始日の2日前まで、同時期1社限定。予備として設置数の1.5〜2倍程度を用意しておく必要があります。

映画館のレストルームは鑑賞前後の利用率が非常に高く、しかも鏡の前では視線が必ず一点に集まります。視認性という一点では館内でも屈指の媒体です。

特定劇場限定のメニュー

メニュー実施可能劇場条件
パウダールーム広告プレミアム新宿・二子玉川女性レストルーム横のパウダールームで展開
車両展示プロモーション大阪エキスポシティ搬入可能サイズは幅2.26m・高さ2.2mまで
退場時サンプリング各劇場配布スタッフの手配が必要。飲食物はこちらで実施

来場者の属性を踏まえたメニュー選びについては、こちらもあわせてご覧ください。>> 映画館の客層は?【最新版】4,500万人の来場者データとシネアド活用術

サンプリングは1,000部から、ブースは1日1社限定、レストルーム広告は同時期1社限定。条件が明確なので企画の精度を上げやすいのが109シネマズの特徴です。

109シネマズへの広告出稿の流れと申込窓口

スクリーン広告の場合、109シネマズの媒体資料では「実施条件の決定 → 上映素材の納品 → 上映開始」という3段階のシンプルな流れが示されています。実務ベースで分解すると、次の5ステップになります。

  1. 問い合わせ・目的の整理(商圏・ターゲット・予算・時期を決める)
  2. 実施条件の決定(上映劇場/上映期間/併映作品/広告種類/上映秒数の5項目)
  3. 見積もり取得・申込(出稿料+変換費+配信費の内訳を確認)
  4. 素材制作・納品(DCPなら上映開始日の8日前、それ以外は2週間前まで)
  5. 上映開始(金曜日スタート・木曜日終了の週単位)

逆算すると、上映開始日の1か月〜1か月半前には動き始めておくのが現実的です。特に素材を新規制作する場合は、企画・撮影・編集・考査の時間を確保する必要があります。

申込窓口

109シネマズのプロモーション関連の窓口は、株式会社東急レクリエーションのシアター事業部興行部イベントプロモーション課です。同社のメディアガイドには、スクリーン広告等の問い合わせ先として電話番号03-3462-8850が記載されています。また公式サイトの「劇場広告のご案内」ページには、専用の問い合わせフォームも用意されています(回答は原則平日10:00〜17:00)。

劇場に直接申し込むか、代理店経由か

直接申し込む方法と、広告代理店を経由する方法の2ルートがあります。それぞれの向き・不向きを整理すると次のとおりです。

比較項目劇場・運営会社に直接広告代理店経由
対象チェーン109シネマズのみ複数チェーンを横断して比較できる
空き枠の確認自社で個別に確認複数チェーンの空き状況をまとめて確認
素材制作別途、制作会社の手配が必要企画・制作・DCP変換までワンストップ
向いているケース出稿先が109シネマズで確定している商圏やターゲットから最適な劇場を選びたい

「この商圏なら109シネマズ港北と、他チェーンのあの劇場、どちらが効率的か」といった比較が必要な場合は、複数チェーンを扱う代理店に相談したほうが結果的に早く、無駄が出にくくなります。

出稿の流れは5ステップ。上映開始の1か月〜1か月半前に着手し、直接申込か代理店経由かを目的に応じて選ぶのが基本です。

109シネマズの広告が向いている業種・活用パターン

109シネマズの来場者構成(男性4:女性6)と劇場の立地特性を踏まえると、相性のよい活用パターンが見えてきます。

業種・目的おすすめメニュー設計のポイント
地域密着の店舗・クリニック作品指定シネアド1劇場商圏に重なる劇場を1館だけ選び、スモールスタート
美容・コスメレストルーム広告+シネアドミラー前の掲出と組み合わせ、女性比率の高さを活かす
ゲーム・エンタメブースプロモーション+シネアド試遊ブースで体験、CMで世界観を補強
飲料・食品退場時サンプリング+幕間鑑賞後に実物を手渡し、購買への距離を縮める
採用・大学広報全スクリーンシネアド(長期)若年層が集まる時期の作品ラインナップに合わせる
自動車・住宅など高額商材本編直前シネアド同時期1社限定の枠でブランド想起を最大化

共通する考え方は、映画館という空間の「集中」と「滞留」をどう使い分けるかです。スクリーンは集中、ロビーとレストルームは滞留。この2つを組み合わせられるのが、109シネマズを含むシネコン広告の最大の強みと言えます。

また、109シネマズは年間約600作品を上映しているため、時期によって観客層が大きく入れ替わります。アニメ大作の公開週とヒューマンドラマ中心の週では客層がまるで違うため、作品ラインナップと出稿タイミングを合わせるだけで効率は大きく変わります。

女性比率の高さとメニューの幅広さを活かし、スクリーン(集中)とロビー・レストルーム(滞留)を組み合わせるのが109シネマズ活用の基本です。

109シネマズの広告に関するよくある質問

Q. 1劇場だけ、1週間だけでも出稿できますか?

A. シネアドは1作品1週間からの受付と公表されています。1劇場・短期間でのスモールスタートは可能です。ただし幕間は全スクリーン4週間からとなっているため、条件が異なる点にご注意ください。

Q. テレビCMの素材をそのまま使えますか?

A. 1,920×1,080ピクセル、24fps推奨、ラウドネス値-24dBという規定を満たしていれば流用できるケースが多いです。ただしセーフティエリア(85%以内、重要文字は80%以内推奨)の確認は必須です。DCP以外の形式で入稿する場合は変換費30,000円(税別)が発生します。

Q. 上映期間の途中で素材を差し替えられますか?

A. 可能です。素材差替の費用は5,000円(税別)と公表されていますが、別途DCP変換費と配信費も発生します。キャンペーンの第1弾・第2弾を切り替えるといった運用も設計できます。

Q. IMAXシアターでも広告を流せますか?

A. 同社の資料では、IMAXでは幕間の上映がないと明記されています。IMAX導入劇場での展開を検討する場合は、シネアド枠での設計が前提になります。

Q. 109シネマズだけに絞るべきでしょうか?

A. 商圏と109シネマズの劇場立地が重なっているなら有力な選択肢です。一方、広域をカバーしたい場合は他チェーンとの組み合わせのほうが効率的なこともあります。フリーザロックエージェントでは複数チェーンを横断した比較・提案が可能です。

最低出稿単位・素材規定・差替費用・IMAXの扱いなど、事前に押さえておけば計画の手戻りを防げます。

まとめ:109シネマズの広告は『条件が見えるから設計できるメディア』

109シネマズの広告(シネアド)について、押さえておきたいポイントを整理します。

・全国20劇場185スクリーン、年間動員約1,150万人。来場者の男女比は4対6で女性比率がやや高い

・スクリーン広告は「シネアド」「本編直前シネアド」「幕間」の3種類。集中度と価格帯で選び分ける

・シネアドは1作品1週間から、幕間は全スクリーン4週間から。上映は金曜開始・木曜終了の週単位

・出稿料本体は非公開だが、料金を決める5変数(劇場/期間/併映作品/広告種類/秒数)は明確

・変換費30,000円、配信費は全スクリーン30,000円・作品指定20,000円、素材差替5,000円(いずれも税別)

・納品締切はDCPで上映開始日の8日前、それ以外は2週間前

・サンプリング、ブース、レストルーム広告などスクリーン以外の接点も条件が明示されている

定価表がないと聞くと身構えてしまいますが、実際には決めるべき変数も付帯費用も公開されており、条件さえ固めれば設計できるメディアです。「大企業でないと出せない」というイメージだけで候補から外してしまうのは、あまりにもったいない選択です。

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