ラジオCMとは?ラジオの基本を徹底解説!

ラジオCMについて、これまで実施したことがなく予備知識が一切無い方、なんとなく知っているけど体系的に改めてインプットしたい方など多くの方にとって、これさえ読んでもらえたら基礎はバッチリ!という内容をまとめています。

ラジオ局のネットワーク

■系列(ネットワーク)

ラジオ各局はサービスエリアが一定区域に限られており、各局が「系列」と呼ばれるネットワークをつくることで、番組を全国に放送することができます。ネットワークは以下の5つとなります。 

ラジオ番組の種類

CMが流れる番組には細かく様々な種類があります。ここでは代表的な例を紹介していきます。

■ネット番組/ローカル番組

主にキー局が制作し、各系列局で放送される番組を「ネット番組(ネットワーク番組)」といいます。それに対して、各局が独自に番組を制作して、その地区で放送するのが「ローカル番組」です。

■レギュラー番組/単発番組

一般的に2クール(6か月間)継続して放送される番組を「レギュラー番組」といいます。一方で1回から数回のみの放送の番組を「単発番組」と呼んでいます。単発番組の例としては祝日に編成される「ホリデースペシャル」や年末年始の時期のみに放送する特番などがあります。

■ミニ番組

2つの番組の間で放送され、番組の時間がおよそ5分程度の番組を「ミニ番組」といいます。天気予報、ニュースなど内容は様々ですが、広告的な観点では広告主の1社提供になるケースが多く、番組内容と企業イメージが直接結びつきやすいという特長があります。

■ワイド番組

平日の月曜日から金曜日まで同じタイトルの番組編成を「ワイド番組」といいます。1番組2時間から3時間の放送時間となっており、地元で人気のパーソナリティが行う番組がたくさんあります。

■番組内コーナー

ラジオではワイド番組の中で編成されるミニ番組枠が多数あり、これを「コーナー」といいます。ゲストインタビュー形式の内容や、ラジオショッピング、生中継、音楽リクエストなど様々ものがあり、コーナーも広告主の一社提供になるケースが多く、ブランドイメージに合わせた内容のものあります。

編成

ラジオ局が放送する番組とその放送時間などを決めることを「編成」といいます。大規模に番組編成を変えることを「改編」と呼んでいます。通常、編成は2クール(6か月)が基本となっていて、4月と10月に大きな変更(改編期)があります。CMについてもこの改編期に合わせてバイイングを行っていきます。

ラジオ局の改編期

ラジオ広告の種類

ラジオ広告には「タイムCM(番組提供)」と「スポットCM」、「その他(イベントプロモーション)」の大きく3種類があります。

■タイムCM(番組提供)

タイムCMは、番組内のCM枠で放送される番組提供スポンサーのCMです。番組タイトルに企業や商品の名前(いわゆる「冠」)をつけたり、番組の前後にある「提供読み」で企業名や商品名の告知を行うのが一般的となっています。

■スポットCM

スポットCMは、番組とは無関係にラジオ局側が決めた時間帯(枠)に放送されるCMです。番組と番組の間(SB「ステーションブレイク」)で流れたり、番組内であってもタイムCMではない設定をされた枠(PT「パーティシペーション」)で流れたりします。

■その他(イベントプロモーションなど)

サンプリングや番組と連動したライブイベントなど、ラジオならではの柔軟性と機動力で番組放送にはとどまらない多角的な広告展開が可能です。他メディアと比較して低予算で実施ができ、リスナーとの距離の近いコミュニケーションを得意としています。

タイムCM・スポットCMのメリット

■タイムCMのメリット

・同系統の視聴者に継続してCM訴求ができるので、ターゲットに対する「刷り込み」が得意。
・提供につくことで、番組のイメージを企業や商品のイメージに反映させることができる。
・競合企業を排除することができる。(番組によっては競合排除に対して調整が入る場合があります)
・提供クレジットの告示ができる。

■スポットCMのメリット

・放送エリア、期間、ターゲット(時間帯)など柔軟なプランニングが得意。
・CM量が自由に設定できるため、即効性あるキャンペーンなどにも活用できる。

考査について

何十万人もの人が視聴するラジオCMの効果・影響力は絶大です。そのため、実際にCMを行う際には「考査(こうさ)」とよばれる、企業やCMの内容に対する審査があります。

■業態考査

業種や事業内容に対する審査となります。内容によっては放送できる範囲に制限がでてきたり、そもそも放送自体が認められないといったケースもあります。謄本や会社概要など関係する書類を提出する必要があります。

■CM考査

CMの内容が第三機関やテレビ局が定める内容に適しているかどうかをチェックします。CMの内容次第ですが、基本的にはCM内容を示した「CM原稿」や実際のCMデータを提出し考査を行います。

CMの料金について

実際に放送するとしたら、CMの金額はいくらかかるのでしょうか。結論としては「ケースバイケース」というしかなく、様々な要因で金額が変動していきます。エリアや放送局、番組や放送する時間帯、CM秒数などなどです。たとえば、地方エリアであれば20秒CM1回あたり数千円から実施できる局もありますので、弊社にご連絡いただけたら全国各局のプランをご提案させていただきます!

実施までのスケジュール

状況によりけりですが、初めてのラジオCMだと想定した場合、CMOAまで約3か月ほど時間をいただけると安心だと思います。CM制作や考査など様々作業が発生いたしますが、信頼できる広告会社にまるっとお任せしてしまって問題ないです。

■OA3か月前:放送エリアなど実施内容の決定&CM制作スタート

■OA2か月前:各局の考査(業態考査&CM考査)

■考査終了次第:広告枠バイイング(ラジオ局へ正式発注)

■OA2週間前:CM完成

■OA1週間前:CM素材の入稿

まとめ

いかがでしたでしょうか。ラジオCMの基本的な内容について解説してきました。

フリーザロックエージェント株式会社では、全国のラジオ局で広告実施が可能で、ご希望に合わせた最適なプランの設計、さらに広告用の動画の制作までまとめて対応できますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください!

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